こんにちは、山梨県に滞在中のはらのです!
3月1日から全国各地で渓流の釣りが解禁していますね。
私は今シーズン、山梨県の笛吹川水系・峡東漁協で解禁を迎えました。
初めて訪れるエリアで、このへんではアマゴとイワナが釣れるらしいです。
これまで東日本で釣りをする事が多かった私は、あまりアマゴを釣ったことが無いのでとても楽しみ!
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目次
入渓ルートを探して、いざ渓流へ
初めて入るエリアなので、GoogleマップとGeographica(ジオグラフィカ)2つのアプリを使って入渓するルートを探します。
ジオグラフィカは国土地理院の地図を使っているアプリなので、地形や林道の有無を把握するのに便利です。
(100%正確という保証があるものではありません。)
地形と川の位置を考慮して入渓出来そうな場所に目星を付けますが、実際に入渓できるかは行ってみないと分かりません。
車を停められそうな場所も現地に着いてから探します。
林道があると思って行ってみたら、車止めゲートがあったり、落石に阻まれたりということはよくあります。
行けるところまで進んで、無理のない場所に車を停めたらあとは自分の脚で向かいます。
久しぶりに山を歩きましたが、やっぱり山歩きは良いですね。
落ち葉をサクサク慣らしながら谷を登り下りしていると、オフシーズンに溜まったフラストレーションがぐんぐん解消されていきます。
今回の渓流釣りタックル
ロッドはHuercoのMG600-5S
過去記事で何度か紹介していますが、このHuerco(フエルコ)MG600-5Sはアジングやメバリングなどソルトマイクロゲーム用に発売されているモデルです。
私は渓流釣りに流用しています。
リールはシマノのツインパワー2500S
今回はメインラインをPE0.4号、ショックリーダーはフロロの5lbを使用しました。
ルアーはシンキングミノーやスプーン
イトウクラフトの蝦夷50S、スミスのD-コンタクト、D-コンパクト45、ロデオクラフトのノア1.8gをメインで使用しました。
まだ水温も低い今の時期の魚たちは、やや水深のある淵の底に張り付いていることが多いです。
一気に底へ沈めてアクションさせられるルアーが活躍しました。
▼SMITH(スミス)D-コンタクトの使い方はこちらの記事も参考に!
今シーズン初めて釣れたのはイワナ
少し深みになっている淵で、まだパーマークが残っている小さなイワナが釣れました。
着色斑点がまだ見られません。
恐らくもう少し成長してくると、橙色の斑点が見え始めるはず。
体高も細いので、ネットの穴からにょろにょろと逃げ出そうとするほどでした(笑)
イワナはサイズこそ大きくなかったものの、各所でぽつりぽつりと釣ることができました。
何度かイワナっぽい大きな魚影がチェイスしてきたシーンがあったのですが、最後まで食わせきることができませんでした。
まだまだ腕が足りませんね、悔しい!
人生初めての尺アマゴ
少し昔の話をしましょう。
私が初めて渓流釣りを経験したのは、福井県の九頭竜川の支流でした。
サクラマスを狙って遠征した九頭竜川が、雪代で濁りがきつく釣りにならない状態になり、仕方なく予定を変更して支流の渓流で釣りをしました。
その時に初めて釣れた渓魚が小さな小さなアマゴでした。
まるで宝石のようにキラキラ光る体と、鮮やかなパーマークや朱点に一瞬で心を奪われました。
その後も次々と魚が飛び出してきて、最後には尺イワナまで釣れました。
それまで渓流釣りをせずに生きてきたことをすごく後悔しました。
今思い返すと、それはとても幸運なことで、たまたますごく条件が良かったのだと思います。
おかげで私はすっかり渓流釣りにハマってしまい、現在に至ります。
冒頭でも少し書きましたが、これまで私は東日本で釣りをすることが多かったため、それ以来アマゴはほとんど釣ったことがありません。
日本のトラウトの分布をあまりご存知ない方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、元来、ざっくり分けて東日本にはヤマメが、西日本にはアマゴが生息していました。
(ヤマメとアマゴは亜種関係にあたります)
その分布に則って、現在も東日本ではヤマメが放流され、西日本ではアマゴが放流されています。
ですから東日本で釣りをする人間は自ずとヤマメを釣ることが多く、アマゴは西へ遠征した時だけ釣れる魚になるのです。
本編に戻ります。
本流から堰堤をいくつも越えた先で、なんと尺アマゴが釣れたのです!
堰堤の下、流れ出しの流心の脇の泡の中にルアーを通してみたら、大きな影がチェイスしてきたのが見えました。
何度も食わせ損ねてやっとフックオンした尺超えのアマゴ。
同じ区間でイワナも釣れたので、どうやらイワナとアマゴが混棲できているエリアなようでした。
(通常アマゴは標高差があまりないなだらかな渓相を好むため下流域に生息、対してイワナは大岩がゴロゴロとする上流域に生息していて棲み分けていることが多いのです。一概には言えないけれど。)
この支流では漁協の放流が行われていないようなので、ここで繁殖しているのか、過去の放流魚の生き残りなんだと思います。
養殖魚には無い、綺麗に尖った鰭をもったアマゴでした。
こういう魚が釣れるととても嬉しくなります。
アクセスが簡単な下流域〜中流域で、わりと簡単に釣れる放流魚をいっぱい釣るのも楽しいです。
しかし、私は上流域で野生の綺麗な魚を釣るのが好きなので、わざわざ苦労して山登りをしてから釣りをすることが多いです。
釣れるはずのないヤマメが….?
また別の日に訪れた近隣の支流。
本来ヤマメが釣れるエリアでは無いみたいなのですが、明かに朱点がまったく無い魚が釣れました。
朱点が著しく薄かったり、ほとんど無いように見えるアマゴもいますが、これは恐らくヤマメだと思います。
どうしてヤマメがいるのか?
方々に聞いてみた結果、明確な理由はわかりませんでした。
理由として考えられるのは、”放流魚にヤマメが混ざっていた”とか、”誰かが密放流をした”など。
前者は不覚の事故で発生してしまうことあるかも…わざとじゃないから問題無いということでもありませんが…
もし後者だとしたら悪質です、故意に魚を移植することは如何なる理由があってもやってはいけないと思います。
釣りパラ読者さんは「魚が増えたらいいな!」など、安易な理由で魚を違う場所に放したりしないようにご注意くださいね!
今回の渓流釣りスタイル
渓流の時はキャップ派
渓流は藪をくぐったり岩を登り下りしたりすることが多いので、視野が確保できて枝に引っかかりづらいキャップスタイルがおすすめです。
不意の動きで簡単に脱げないとか、風で飛んだりしないというのも大事。
渓流釣りでは水中の様子が見えるのはとても重要なので、偏光グラスも必ず掛けます。
グローブは必需品
自分が寒いというのもそうですが、魚を素手で触らないためにグローブを付けたいです。
ヒトの体温は魚にとってはとても高温なので、素手で触ると魚は火傷を負ってしまいます。
火傷を負った魚は、せっかくリリースをしても結果的に命を落としてしまうことになりやすいそうです。
出来るだけ魚の体に触れずに針を外しリリースするのがベターですが、グローブをしたり、魚を触る前に手を水でキンキンに冷やすなど配慮をしてあげると良いと思います。
遡行の際、岩や木の枝で手を怪我しないためにもグローブはしていた方安全ですね。
上着はシャツやパーカーにレイン
よく動くのであまり汗をかかないくらい、ちょっと寒いかなくらいの服装で入渓します。
急な雨や風を凌げるよう、あまり寒くなくてもレインを着るか、またはカバンに入れて行きます。
夏の暑い時期ならいいですが、今の時期はまだ寒いので雨に濡れたら体温が一気に低下してしまいます。
不慮の事故に遭った時の備えにも、レインは必ず持っていくといいです。
水温が冷たい時期はソックスウェーダーにフェルトスパイク
mont-bell(モンベル)チェストハイウェーダーにRivalley(リバレイ)ウェーディングシューズを合わせています。
Rivalleyのウェーディングシューズは安価な割にちゃんと丈夫で歩き易いのでおすすめです。
私は使用頻度が高いので、丈夫な靴じゃないと1シーズンで壊れてしまうのですが、昨年買ったこのシューズは今年もまだまだ履けそうです。
水温が高くなってきたらウェーダーからゲータースタイルに変わりますが、シューズは同じものを通年履きます。
カメラや撮影のためのグッズたち
カメラ本体、レンズ、三脚、防水ハウジング、防水コンデジ、バッテリーなどなど…
釣り道具よりもよっぽどボリュームの多い撮影機材たちです。
どれもこれも重たいので、これを背負って釣りをするのは結構大変です。
普通に釣りをする分には、コンデジやスマホがあればOKだと思うので、こんなに持っていく必要はありません、ご参考程度に…。
初めての場所で感じた台風の影響
昨年秋、大規模な被害をもたらした台風15号、19号が立て続けに発生しました。
崩落した崖や、目に見えて砂に埋まっている沢があったりと、初めて訪れたエリアですが台風の爪痕が見て取れました。
地図と地形が変わっていたり、昨年まで通れた林道が通れなくなっていたりするので、シーズンの始まりは注意が必要だなぁと改めて実感しました。
まとめ
今回は山梨県・笛吹川水系の支流を数日間にわたり転々と釣りをしてみました。
寒い時期特有の黒々としたイワナが釣れたり、尺アマゴが釣れたりとなかなか良い釣りができたと思います。
釣り人も少なく、とても釣りしやすい環境だったので、また暖かくなった頃に訪れたいと思っています。
その頃にはまた違った様子の魚たちに出会えるでしょう、またレポートしたいと思いますのでお楽しみに!
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