かつて、栃木県の秘境と言われた栃木県日光市川俣地区。
昔は、山が深いため農業もままならず、山仕事や狩猟などで暮らしていたといわれます。
そんな、マタギの里とも言われる日光川俣地区には豊富な天然温泉がたくさんあります。
その中から、天然温泉掛け流しの露天風呂で有名な「四季の湯」をご紹介したいと思います。
川俣地区を流れる鬼怒川本流は水量も豊富でポイントも多く、渓流釣りや川俣湖でのボート釣りなども楽しむ事が出来ます。
また、全国的にも有名な川俣ダムの見学、オートキャンプ場や奥鬼怒湿原や奥鬼怒温泉郷など大自然の中の素晴らしさを親子で楽しむ事が出来ます。
SPONSORED LINK
目次
「四季の湯」の基本情報

住所 | 〒321-2713 栃木県日光市黒部21 |
営業時間 | 午前8時から午後8時受付(午後9時終了) |
営業時期 | 通年(冬季休業有) |
電話番号 | Tel.0288-97-1500 0288-97-1269 |
定休日 | 冬期休業の期間
2019年1月15日~2019年3月15日 |
料金 | 大人500円 小学生以下300円
回数券 12回券5,000円 |
駐車場 | 有 |
公式URL | http://www.shikinoyu.com/ |
泉質 | アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉) |
<黒部温泉 四季の湯 詳細地図>
「四季の湯」の特徴
「四季の湯」の素晴らしい特徴をご紹介します。
「四季の湯」は、栃木県日光市黒部地区にあります。
川治温泉から川俣方面への県道23号線と土呂部・湯西川への県道249号線の分岐点にあります。
栗山観光ドライブインの裏手にある源泉掛け流しの日帰り温泉施設です。

まさに秘湯の佇まい
玄関を入ると広いスペースの休憩所があり、すぐ右手には受付があります。
入浴料金500円を支払い、早速、浴場へ。

入浴料金は、リーズナブルな500円
受付脇には立派な無垢材の素晴らしい衝立があり、また、休憩所には無垢材のテーブルが置かれています。
湯上りには、ここでゆっくりと休むことが出来ます。

広々とした休憩所で旅の疲れもまったりと
暖簾を潜って脱衣所に入ると整理整頓が行き届いた広い脱衣所です。
ただ、洗面施設がないのが気にかかります。(洗面所はトイレの前にあります。)

男用は、紺色、女性用は赤色と定番カラーで良いですね〜!

整理整頓が行き届いた綺麗な脱衣所が魅力的!
「四季の湯」の紹介!

脱衣所から階段を降りると、そこは広い露天風呂の世界です。
広い石組の露天風呂には、無色透明の天然温泉がたっぷりと満たされていました。
階段の右手には、ちょっとした洗い場もありました。
露天風呂は2面あり、風景を楽しみながらのんびりと浸かることが出来そうです。

効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
禁忌症 | 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期) |
泉温 | 48.9℃ |
泉質 | アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉) |
湧出時pH値 | 9.8 |

竹筒で作った湯口からは、天然温泉がほとばしるほど注がれていました。

風情のある岩風呂は、なんとも言えないですね〜!

露天風呂に浸かりながら見る秋色に色着いた山々の風景は素晴らしく湯から出るのが嫌になる気分です。

湯量もたっぷり〜♫
露天風呂の左手の山々の紅葉は素晴らしく、東京電力栗山発電所の送水管が見えます。(下記左写真)
また、正面には黒部ダムも見ることが出来ました。

「四季の湯」へのアクセス

電車でお越しの場合
東武鉄道をご利用の場合
東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」で下車、バスに乗り換えて「栗山中央民宿観光ドライブイン」で下車すると目の前です。
東武電車時刻表は東武鉄道ホームページでお調べ下さい。
JRをご利用の場合
JR日光線「JR今市駅」下車し、徒歩5分「東武下今市駅」まで行き、バスもしくは東武鬼怒川線で「鬼怒川温泉駅」で下車。
その後、バスに乗り換え「栗山中央民宿観光ドライブイン」で下車すると目の前に四季の湯があります。JR東日本の時刻表はこちらのJR東日本時刻表でお調べ下さい。
お車でお越しの場合
東北自動車道宇都宮ICから日光有料道路へ。
今市ICで降り国道121号を川治温泉〜栗山方面に向かってください。
川俣地区の釣り情報

川俣地区を流れる川は、鬼怒川の本流です。
奥鬼怒の山々を水源としており、水量も豊富で楽しい釣りが魅力です。
川俣地区の渓流釣り情報

栗山漁業協同組合で管理しています。(日光市日蔭585番地 電話番号 0288-97-1635)
解禁日 | 毎年4月第1日曜日 |
遊漁料金 | 日釣り券 1,000円 年券 3,000円 |
魚種 | ヤマメ、イワナ、ニジマス、コイ、ヘラブナ、ワカサギ |
漁場区域 | 川治ダムより上流川俣ダムに至る鬼怒川(川治ダム湛水区域を含む)並びに支流(立ち入り禁止区域があります。詳しくは漁協へ) |
日光市水産連絡協議会URL | http://www.city.nikko.lg.jp/nourin/suisan.html |
川俣湖の釣り情報

川俣湖漁業協同組合・川俣漁業協同組合で管理しています。(日光市川俣558 電話番号 0288-96-0035)
解禁日 | 毎年4月第1日曜日 |
遊漁料金 | 日釣り券 1,000円 年券 3,000円 |
魚種 | ヤマメ、イワナ、ニジマス、サクラマス、ヒメマス、ワカサギ、コイ、フナ等 |
漁場区域 | 川俣ダムサイトから上流の350mを越えた鬼怒川並びに支流の区域
(禁漁区域が設定されています。詳しくは漁協へ。) |
公式URL | http://www.city.nikko.lg.jp/nourin/suisan.html |
※以下、漁業区域についてもご覧ください。詳しくは、日光市水産連絡協議会公式ページへ。
- 川俣ダムから上流の350mを越えた鬼怒川並びに支流の区域
- 馬坂沢;第一砂防ダムより下流川俣湖流入点まで禁漁
- 無砂谷沢;第一砂防ダムより下流川俣湖流入点まで禁漁
- 鬼怒川本流;下ノ沢合流点より下流川俣湖流入点まで禁漁
- 熊野沢;第1砂防ダムより下流川俣湖流入点まで禁漁
- 奥鬼怒第5砂防ダムより上流の鬼怒川本流、各支流は禁漁
なお、川俣湖の船釣りに関しての情報はこちらでご確認ください。
川俣湖漁業協同組合・川俣漁業協同組合(日光市川俣558 電話番号 0288-96-0035)

川俣地区のお勧め観光スポット
開運の湯
栃木県日光市上栗山地区の日帰り温泉「開運の湯」の紹介です。
川治ダムから川俣湖方面に向かい、上栗山の黒部ダムを右手に愛宕山トンネルを過ぎて左折して奥まった所に「開運の湯」があります。
開運の湯は、2000年10月にオープンした内湯だけの共同浴場です。

内湯だけの共同浴場
この周辺の温泉は無色透明の単純アルカリ泉だそうですが、開運の湯だけが褐色だそうです。
湯の温度は42℃位。湯冷めはしにくいですね。
湯の色は鉄分があるためか褐色、底が見えないので入るときに段差に気を付けてください。
湯の温度は42℃位、湯口から手ですくって口に含んでみましたが、ちょっと塩味があり鉄分のせいか鉱泉のようで、 昔の鉄管の味がしました。

褐色の温泉でなんとも秘湯感がありますね。
住所 | 栃木県日光市上栗山179-31 |
電話番号 | 0288-97-1952 |
泉質 | ナトリウム・塩化物硫酸塩・炭酸水塩温泉(中性低張性高温泉) |
効能 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・慢性消化器病など。 |
泉温 | 50.2℃ |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人500円 小人250円 |
定休日 | 不定休(要確認) |
公式URL | http://www.nikko-kankou.org/spot/881/ |
駐車場 | 10台分有り |
※詳細情報につきましては、日光市観光協会公式サイトをご覧ください。
「開運の湯」という名付けのように、あなたにも開運が訪れるかも!?
<開運の湯 詳細地図>
開運の里
「開運の湯」がある周辺の集落を「開運の里」と呼ばれています。
鬼怒川と山に囲まれた静かでのどかな集落です。

開運の湯への入り口付近には、栃木名木100選に選ばれた平家杉の巨木が立っています。
根周り10m、樹高30mで樹齢は700年の巨木です。
平家の落人が再興を願って植えたといわれ、願いが叶わぬ時は実が結ばないようにと願った所、実のならない木になったといわれています。(下写真右)
開運橋から県道23号線を川俣方面に向かい栗山若間地区からは、落差10m程の「蛇王の滝」が望めます。
春の新緑、秋の錦繍の中の「蛇王の滝」は素晴らしいですよ。(下写真左)

上栗山開運の里オートキャンプ場
「開運の湯」から更に奥に行くと林の中に上栗山開運の里オートキャンプ場があります。
ここは、鬼怒川の辺にあり木陰も多く大自然の中での渓流釣りなども楽しめます。

静かな森の中で子供たちとキャンピングライフを満喫することが出来ますよ。
栃木県の秘境?川俣地区散策の拠点にしても良いですね。

開設期間は4月下旬から11月下旬まで。
利用料金は、オートキャンプサイトは3,500円(電源なし)から4,500円(電源付)
フリーテントサイトは2,000円(テントは持ち込み)
シャワー棟、炊事棟、トイレ等も完備
お風呂は、ここから程近い開運の湯も利用できます。
春から秋にかけて利用できるため、ご家族連れにもおすすめ!
上栗山オートキャンプ場

上栗山オートキャンプ場の詳細情報については、下記お電話番号よりお願い致します!
TEL 0288-97-1733
また、インターネットからのご確認は「日光市公式ページ」よりどうぞ。

黒部ダム
栃木県日光市栗山地区にある黒部ダムを紹介します。
鬼怒川上流日光市黒部地区に建設されたダムで、歴史は非常に古く1912年(大正元年)12月に竣工され1913年(大正2年)1月に運転を開始しました。
その後、老朽化の為1987年(昭和62年)に改修工事が始まり1989年(平成元年)3月に完成しました。
ダム形式は、堤高28.7m、堤頂長150mの重力式コンクリートダムで、発電用として利用されています。
黒部ダム本体でアーチ型の堤体は当時のままだそうです。

土呂部ダム
栃木県日光市土呂部の土呂部(どろぶ)ダムを紹介します。
利根川水系土呂部川上流にあり、黒部ダムより県道249号で湯西川方面への途中左手にあります。
ダム形式は、堤頂長56m、堤高21.6mの重力式コンクリートダム、総貯水容量は225千㎥、ローラーゲート1門、1961年着工1963年完成、東京電力(株)で管理されています。

川俣ダム
栃木県日光市川俣地区に建設された川俣ダムです。
鬼怒川上流の川俣地区にあり、灌漑、発電を目的とした多目的ダムです。
堤高は117m、堤頂長は131mで1959年着工、1966年に完成したアーチ式コンクリートダムです。
アーチダムとしては日本一の縦長のダムで、国土交通省が管理しています。

毎年、7月下旬ころ誰でもが見学できる一般公開があります。
この日は、ダム堤体を点検する為のダム壁面に設置されている狭い通路キャットウォークも通ることが出来ます。
キャットウォークから見る光景は素晴らしく、スリル満点です。
また、ダムカードもゲット出来ます。
▼夏の出会いダムに行こう!〜年に一度のダム見学会(無料)2018年

大迫力のパノラマ!
川俣ダム周辺には遊歩道が整備されています。
旧道にある瀬戸合見晴休憩舎からはダムサイトまで降りることができます。
遊歩道は、ダム管理棟脇から瀬戸合峡谷内にある川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」まで行くことが出来ます。
ここからの眺望は素晴らしく、断崖を目前に見ることができます。
また、秋には紅葉の名所としても広く知られています。
吊橋の袂には「天使の鐘」があり、鐘を鳴らすと幸せが訪れると言われています。
また、写真撮影のスポットとしても人気があります。

下は、錦繍に染まった瀬戸合峡に掛かる「渡らっしゃい吊橋」です。

奥鬼怒歩道
栃木県でも最奥の、かつて秘境と言われた日光市川俣の女夫淵があります。
ここは、更に最奥にある奥鬼怒温泉郷や奥鬼怒湿原へのターミナル基地となっています。
奥鬼怒までは遊歩道が整備され、多くの登山客や温泉客が訪れています。
やはり、興味があるのは奥鬼怒四湯で、大自然の中で素晴らしい温泉を楽しむ事が出来ます。

鬼怒川に掛かる鉄橋を渡って右手にある階段を登るとここからは奥鬼怒歩道となり、奥鬼怒温泉郷や奥鬼怒湿原方面へ歩いて行くことが出来ます。
以前は、ターミナルの奥の堰堤の先に吊橋があり、そこから奥鬼怒方面に歩いて行くことが出来ました。
途中に土砂崩れで通行禁止になったようです。

奥鬼怒温泉郷は、八丁の湯・加仁湯・日光沢温泉・手白澤温泉の四湯があります。
宿泊する場合は、ここのターミナルまでバスで迎えに来てくれるそうです。
ターミナルの先の鉄橋を渡ると、そこからは奥鬼怒スーパー林道になります。
しかし、タクシーや送迎バスは通行が出来ますが一般車両は通行禁止となっています。
詳しくは、下記詳細ページをご確認ください。

まとめ
今回は、栃木県日光市黒部地区にある天然露天風呂「四季の湯」を紹介してみました。
栃木県内の露天風呂の中でも、私お気に入りの日帰りの天然温泉です。
澄み切った青空の下、錦繍に染まった山々を見ながら浸かる温泉は最高の贅沢です。
開運の里にある「上栗山オートキャンプ場」では、大自然の中親子で釣りや散策が満喫できます。
週末や夏休みを利用して、川俣地区の大自然を散策するベース基地にしては如何でしょうか。
鬼怒川上流には素晴らしいダム施設があります。
最近、人気のあるダム施設を見てダムカードをゲットしながら親子で訪れるのも素晴らしいのではないでしょうか。
コメントを残す