栃木県北部に位置する那須塩原市、その山懐に、今回紹介する板室温泉「幸乃湯温泉」があります。
「幸乃湯温泉」は天然温泉の源泉掛け流しであることはもちろん、源泉が山肌から流れ落ちる様は圧巻。
また、板室温泉に古くから伝わる立ち湯「綱の湯」は、数年前に「幸乃湯温泉」で復活され人気を集めています。
本記事では、板室温泉「幸乃湯温泉」の魅力や特徴に加え、周辺の観光スポットも合わせてご紹介します。
立ち湯に入浴してみたい方や、那須塩原・那須方面へ観光をお考えの方もぜひご覧ください。
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目次
「幸乃湯温泉」の基本情報
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住所 | 〒325-0115 栃木県那須塩原市百村3536-1 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
営業時期 | 通年 |
電話番号 | 0287-69-1126 |
定休日 | なし |
料金 | 大人800円 子供500円(午前の部 10:00〜17:00)
大人500円 子供300円(午後の部 17:00〜21:00) ※毎週火曜日「レディースデー」にて中学生から大人800円を、終日400円にてご奉仕。 ※ご料金は2019年11月時点のものです。 |
駐車場 | 有(普通車80台) |
公式URL | 公式ページへ |
泉質 | ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉) |
<幸乃湯温泉 詳細地図>
「幸乃湯温泉」の特徴
板室地域は、那須連山の大自然に育まれた深い山襞の中にあります。
深い森が作り出す澄んだ空気・澄んだ水の恩恵を受けながら素晴らしい天然温泉に浸ることが出来ます。
「幸乃湯温泉」の紹介
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「幸乃湯温泉」は、旧黒磯市街から真っ直ぐ北に伸びる県道369号線を板室温泉方面に向かい、山襞を流れる清流那珂川を過ぎて1kmほど行った左手にあります。
広大な敷地約95.700平方メートルには、宿泊施設・温泉施設やガラス工房館などがあり、湯治ができる宿としても有名。
「未病湯治健康プラン」という宿泊メニューがあり、1名様1室「8,990円」、3泊「25,770円」、5泊「40,950円」と連泊すればお得な料金です。
もちろん、幸乃湯の源泉を使用した「しゃぶしゃぶプラン」や「すき焼きプラン」など通常の宿泊メニューも豊富。
温泉も立ち湯で有名な「綱の湯」だけでなく、本館の温泉施設には、畳敷きの内風呂や野趣味溢れる露天風呂があります。
玄関内の受付で、入浴料金800円を支払い、早速浴場へ。
畳敷きの食事処の脇を奥に進むと、正面の大きな獅子頭が私たちを出迎えてくれます。(下右写真)
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畳敷きの広い長い廊下が、ずーっと奥まで続いています。
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廊下の途中には、竹を半割にした板が長く敷いてあります。
多分、足裏のツボをマッサージする為の物かと思われます。
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下写真のように、畳敷きの広い無料休憩所で食事もできます。
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露天風呂「大滝の湯」の案内灯篭から中に入ると広い畳敷きの休憩室があります。
多分、「幸乃湯」全館が畳敷きになっているような感じがしますね。
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下は、女性用の休憩所と浴場入口です。
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「幸乃湯温泉」の内湯ご紹介
暖簾を潜って脱衣所に入ると、板敷きの床と板壁の中にロッカーと洗面台が設置されていました。
右は、広い窓に面した内湯の様子です。
内湯は、檜の内湯と十和田石の内湯の2面があります。
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内湯は、床が石張りで壁は板張りです。
洗い場には、石鹸とシャンプーが置かれていて、腰掛や洗い桶などはとても清潔でした。
浴槽には満々と湯が張られ、壁際にある湯口からはこんこんと天然温泉が注がれています。
浴槽の木枠は、檜の無垢材が使われています。
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浴槽脇の広い窓からは、明るい日差しが差し込んでいます。
縦長の内湯は、奥が浅くて寝湯となっています。
深緑に包まれた外の景色を楽しみながら、のんびりと温泉に浸かれますよ。
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檜の内湯は、男女で日替わりとなっています。
女性は、月・水・金曜日。男性は、火・木・土・日曜日です。(随時変更になる可能性あり)
「幸乃湯温泉」の露天風呂ご紹介
露天風呂は、大滝の湯、鮫川石の湯、綱の湯(立ち湯)と茅葺屋根の湯の4面があります。
下は、鮫川石の湯で板屋根で覆われています。
浴槽は、石組で作られていて、奥に恵比寿・大黒天の石像があるのが特徴です。
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自然の中に溶け込むような、なんとも風情のある光景ですね!
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下は、「幸乃湯」で最も有名な大滝の湯です。
落差4mの山際にある湯口から浴槽にダイナミックに流れ落ちる様は圧巻です。
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幸乃湯名物「大滝の湯」
下は、鮫川石の湯から見た大滝の湯です。
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露天風呂もそれぞれの楽しみ方が魅力ですね!
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山際の竹筒から、ダイナミックに流れ落ちる滝に頭や肩などで打ち湯されるのも、また、格別です。
深緑に包まれた景色を眺めながら滝に打たれるのも素晴らしいですよ。
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竹筒から流れ落ちるたっぷりの湯量が良いですね。
下右は、鮫川石の湯から大滝の湯へ樋をとおして流れ落ちる天然温泉です。
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「幸乃湯温泉」名物は立ち湯!露天風呂「綱の湯」が復活
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綱の湯は、数年前に板室温泉に伝わるかつての立ち湯を復元した浴場です。
深い湯船で下がった綱につかまって湯に浸かる立ち湯と呼ばれる浴場のこと。
露天風呂の一角にあり、湯船の最も深い所で140cm、5本の綱がぶら下がっています。
綱の湯は昭和40年代まで板室温泉街にあったそうですが、その後廃れてしまいました。
しかし、「奥那須大正村 幸乃湯温泉」開業30周年を記念し、2014年8月12日(火)にかつての名湯が復活したのです。
歴史ある「綱の湯」目当ての観光客も多く、関東きっての立ち湯として知られています。
綱の湯は、日帰り入浴が可能で男性は「月・水・金」、女性は「土・日・火・木」の日替わりになります。
確実に入浴したい方は、念の為、訪問時に確認してみてください。
お子様と綱の湯に入浴される際は、非常に深いため、お子様だけの入浴は絶対にせず付き添いのもと入浴願います。最大140cmもあるため、注意が必要です。
「綱の湯」歴史
板室温泉特有の入浴方法として綱の湯が知られる。
綱の湯は、持ち手となる綱を温泉小屋の梁に結わえて湯浴上に垂らし、湯治客はこれを握って腰以上の深度のある湯浴に浸かって湯治を行います。
これが関節痛に効くとされ、初めは杖を必要とした湯治客も湯治の後には杖が不要となるほどに回復したと云い、これより板室温泉は杖いらずの湯とも呼ばれるようになったそう。
湯治の後、杖が不要となるまでに回復した湯治客は、板室に鎮座する板室温泉神社を参拝し、不要となった杖を置いていくのが慣習であったと言われています。
幸乃湯温泉「温泉分析表」
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泉質 | ナトリウム・カルシウム 硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)水素イオン濃度(PH値)9.5 |
泉温 | 湧き出し口で49.2℃ |
一般的適応症 | 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み、又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害まど)、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
泉質別適応症 | きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 |
一般的禁忌症 | 病気の活動期(特に熱のあるとき)活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い肝臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性病気急性増悪期飲泉は出来ません |
「幸乃湯温泉」へのアクセス
お車でお越しの場合
東北自動車道那須インターチェンジより、県道17号那須街道を北進、交差点「田代」を左折し「りんどうライン」へ。「りんどう大橋」を通過し、最初の交差点を右折。
右折後、道なりに直進し最初の交差点を左折、県道30号へ。「戸田」交差点を右折し、県道369号(板室街道)を直進。
「戸田」交差点より、約11分ほどで左側に幸乃湯温泉あり。
電車でお越しの場合
JR那須塩原駅より、お車又は「幸乃湯温泉」無料バスにて約25分。
無料バスご利用の場合には、事前予約が必要です。
板室温泉地区のおすすめ観光スポット5選
ここでは、板室温泉「幸乃湯温泉」にお越しの際に参考になる板室温泉地区のおすすめ観光スポットをご紹介します。
板室温泉界隈をぶらり
「幸乃湯」の帰り、板室温泉街を散策してみました。
那珂川沿いに立ち並ぶ温泉街は、人通りも少なくひっそりとしていました。
那珂川支流の湯川沿いには、昔懐かしい家並みが残されていました。
ちょっと、タイムスリップしたような雰囲気の光景です。
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下は、湯川沿いに立ち並ぶ温泉宿です。
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狭い路地に一歩入ると、そこは異次元の世界、大正浪漫が漂います。
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下左は、木造3階建ての加登屋本館の建物です。
下右は、かつての雑貨屋さんのようです。
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まるで映画セットのような雰囲気
下は、新鋭作家の作った石のモニュメントです。
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深山ダム
「幸乃湯」を出てすぐ左手に県道369号線(黒磯田島線)を蛇行しながら北上すると深い山の中に深山ダムがあります。
深山ダムは、那珂川本流の最上流に昭和49年3月(1968年)に竣工したダムです。
ダム型式は、アスファルト遮水壁型ロックフィルダムで灌漑・上水道・発電用として建設されました。
深山ダムは、沼ッ原調整池を上池、深山ダムを下池に利用して発電をしています。
下は、排水ゲート、奥に見える建物がダムの管理事務所です。
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壮大な景色が広がり、非日常を味わえます。
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深山ダムでは、国土交通省・林野庁主催の「森と湖に親しむ旬間」が毎年7月下旬ごろ開催されています。
下は、ダム見学会に参加した時の写真です。
管理事務所の方が丁寧にダムの知識を解説され、普段入る事の出来ないダムの勇姿を拝見可能。
ダムマニアには必見のイベントです!
国土交通省及び林野庁では、昭和62年度から、国民の皆さんに森林や湖に親しむことにより、心身をリフレッシュしながら、森林やダム等のもっている自然豊かな空間や社会生活にはたしている役割について理解を深めていただくことを目的として、毎年7月21日から7月31日までを「森と湖に親しむ旬間」として定めています。
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毎年7月頃開催される「深山ダム見学会」の様子
お問い合わせ先 | 那須農業振興事務所那須広域ダム管理支所 |
住所 | 〒325-0115 栃木県那須塩原市百村3092-1 |
電話番号 | 0287-69-0101 |
栃木県Webサイトより詳細 | 深山ダム見学会詳細ページへ |
<深山ダム詳細地図>
板室ダム湖カヌー体験ツアー
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2018年度参考資料
自然が豊富な板室ダム湖をフィールドとしてカヌー体験ツアーが毎年実施されております。
板室自然遊学センターまたは、下記・総合窓口「ネイチャープラネット公式ページ」にて予約できますので、板室・那須方面へお越しの際はぜひいかがでしょうか。
期間 | 平成31年4月13日(土)〜11月17日(日) |
内容 | カヌー体験ツアー午前と午後の1日2回。板室ダム湖を周遊する約2時間の体験ツアー。完全予約制。 |
参加費 | シングル(1人乗り)/タンデム(2〜3人乗り):大人(中学生以上)5,500円、子ども4,500円(小学生)、幼児2,000円、犬1,000円。 |
お問い合わせ先 | ネイチャープラネット公式ページへ |
木の俣園地
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板室地区を代表するインスタ映えスポットとして有名なのが「木の俣園地と巨岩吊橋」ではないでしょうか。
幸乃湯温泉からも、車で約2分とほど近く、徒歩でも散策しながら訪れることが可能です。(道路が狭いので車には注意が必要)
お車で訪問する際は、無料駐車場が整備されており、約30台ほど駐車可能。公衆トイレもあり、ちょっと立ち寄りたい方にもおすすめ。
園地内は、遊歩道が整備されており、季節の植物や澄み切った木ノ俣川を眺めながらの散策が楽しめます。
奥まで進むと「巨岩吊橋」があり、エメラルドグリーンの川面を眺められインスタ映えスポットです。
幸乃湯温泉を訪問された際は、ぜひお立ち寄りください。
所在地:〒325-0111 栃木県那須塩原市板室地内
詳細情報:那須塩原市公式ページより
<木の俣園地 詳細地図>
那須フィッシュランド
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那須フィッシュランドは栃木県那須塩原市の渓流管理釣り場です。
釣りだけでなくBBQ・天然温泉・宿泊もでき家族で満喫できます。
入場料や駐車場は無料で、ワンちゃん入場も出来ます。
7月には、ほたるの観賞会も開催されています。幸乃湯温泉からは、車で約7分とアクセスしやすいですよ。
釣り場は、ニジマス釣り場(初級)・イワナ、ヤマメ渓流釣り場(中〜上級)・ルアー、フライ釣り場(上級)と大きく分けて3つのエリアがあります。
釣った魚は買取なのですが、お持ち帰りできない方は、その場で調理もお願いでき那須フィッシュランド名物の唐揚げが絶品!
貸し竿や餌なども準備されているため、手ぶらで釣りを楽しめます。
釣り場には、上記エリアの他に魚を釣った分だけ清算できる「尾数釣場」もあるため1尾からでもOKです!
▼料金や施設内情報は、公式ページをご確認ください!
板室地区のおすすめ釣り場情報
板室地区には、那珂川をはじめ木ノ俣川や大蛇尾川など多くの釣り場が存在します。
渓流釣りを楽しんだ後に幸乃湯温泉で疲れを癒すのもおすすめですよ!
那珂川・木ノ俣川
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深山ダム上流大川の様子
本記事でもご紹介した「深山ダム」の上流には、綺麗なニッコウイワナが生息しています。
川幅は狭く山深い場所ですので、渓流釣り中級者〜上級者向きの釣り場。
また、熊の出没なども多いため細心の注意が必要ですが、綺麗な渓流魚に出会いたい方はぜひ訪れてみてください。
その他、おすすめの観光スポットの章でご紹介した「木の俣園地」に車を止め、木ノ俣川で渓流釣りを楽しむことも可能です。
木ノ俣川は、水深が浅い場所もあり、お子様と夏休みに訪れるのもおすすめですよ。
渓流釣り期間 | 平成31年3月1日(金)〜令和元年9月19日(木) |
遊漁料 | 日釣券 1,500円(現場扱い:2,000円)
渓流魚年券 7,000円 |
お問い合わせ先 | 那珂川北部漁業協同組合 |
URL | 那珂川北部漁業協同組合 公式ページへ |
大蛇尾川
近隣の美しい渓流の1つに、大蛇尾川があります。
幸乃湯温泉からは、車で約25分ほど。渓流釣りファンには人気のエリアですが、大蛇尾川への釣行はザイルなど、登山グッズが必要な場所があるため中級者〜上級者向きのエリア。
渓流釣りを初めてまもない方は、大蛇尾川と小蛇尾川の合流ポイントである蛇尾川への釣行がおすすめ!
那須塩原横断道路(県道30号線)から「那須塩原市 那須塩原クリーンセンター」方面へ右折し、突き当たりが蛇尾川の車止めになります。
こちらのポイントは、渓流釣り初心者でも登山グッズなしに入渓でき、夏場になると多くのキャンパーが訪れます。
下記の詳細地図をもとに、ぜひ訪れてみてください。
渓流釣り期間 | 平成31年3月1日(金)〜令和元年9月19日(木) |
遊漁料 | 日釣券 1,500円(現場扱い:2,000円)
渓流魚年券 7,000円 |
お問い合わせ先 | 那珂川北部漁業協同組合 |
URL | 那珂川北部漁業協同組合 公式ページへ |
<蛇尾川 入渓ポイント>
大蛇尾川の思い出
30数年も前、私が渓流釣りに凝っている頃、大蛇尾川の上流を釣り歩いた想い出がある。
塩原方面から県道30号線を那須方面に向かい、大蛇尾川に架かる橋を過ぎた所から左折する。
川沿いの砂利道を西に向かい、大蛇尾川と小蛇尾川の出会いまで車で行くと、そこに取水堰があったと思う。
今は、小蛇尾川の上流にダムが出来てしまったので、川の様相は変わってしまったかもしれない。
ダムの名前は、蛇尾川ダムと言うらしい。(進入禁止)
その出会い付近から、大蛇尾川を釣り上った時に20数cmの天然イワナを数匹釣った覚えがあります。
この時は、脈釣りでエサは天然のブドウ虫だったと思う。
一人での釣行でしたが、今思うとクマが出てきても不思議ないような山奥まで良く行ったなと感心してしまう。
それから、こんな想い出もある。
この時期、ハードボイルド小説で有名な西村寿行の作品を読み漁った覚えがある。
その作品の中で、大蛇尾川上流にある大佐飛山を舞台にした小説「峠に棲む鬼」を読んだ覚えがある。
内容は、源氏に追われた平家の落人がここに住み着いて暮らし始めた物語だったと思います。
興味ある方は、一度読んでみては如何でしょうか。
西村寿行のハードボイルド作品にのめり込むかも知れませんよ。
まとめ
栃木県北部の板室地区には、那須高原の手付かずの大自然がたくさん残されています。
板室温泉では、昔から「杖いらず」と言われる程の素晴らしい温泉があります。
大自然が織りなす深緑や真っ赤な紅葉の中でキャンプや登山など素晴らしいアウトドアライフをのんびりと家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
私からのお勧めとしては、栃木県と福島県の県境付近にある深山ダムの散策、そして、天然イワナなどを求めて那珂川上流での渓流釣りがお勧めです。
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