大分県別府市は海に面していますので、いくつかの釣りポイントがあります。
のんびりと電車に乗り駅に到着して、ぶらぶらと歩きながら釣りポイントに行くのも車で移動するのとはまた違った楽しさがあるのではないでしょうか。
でももし、歩いている最中に立ち寄れる温泉があると聞いたら、行きたいと思うのは温泉マニアくらいかもしれませんが、それが手湯や足湯だったらどうでしょうか?
少し浸けるだけでも良いのでお手軽ですよね。
特に釣り道具を持っていたら、片手だけでも温泉に浸かってみたいななんて思う事ありませんか?
そこで今回は、別府駅から釣りポイントに向かうまでの間にある、手湯や足湯についてご紹介させていただきます。
場所を覚えておくと、気軽に温泉が楽しめますよ。
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目次
手湯と足湯はどこにあるの!順番にご紹介!
はい。ではまずJR別府駅に到着したと思って下さい。
駅の出口は東口と西口があるのですが、出る場所は東口です。
「油屋熊八」の銅像があるから分りやすいですね。
そもそも「油屋熊八」とは一体何者なのでしょうか?
実は別府観光の父と言われるくらい、別府の発展に貢献してくれた人です。
例えば地獄めぐりの観光バスに乗ると、75調という独特の語り方で話すバスガイドがいるのですが、そのシステムを初めて作ったのが「油屋熊八」なんです。
しかも、自分の資材を投げうって別府に貢献したそうです。すごいですよね。
もし彼がいなかったら、今の温泉大国の別府はなかったと言われるくらいですから、正直計り知れません。
でも、逆になんでそんな人があんな訳の分からないポーズで銅像になっているのでしょうか? 正直謎です。
別府駅前手湯
「油屋熊八」の像の隣にあるのが、「別府駅前手湯」です。
駅前にあるせいか、小学生や中学生の生徒さんが笑いながら手湯をしていたりします。家族そろって仲良く手湯をしているのを見ることもあります。
ただのモニュメントだと思っている人もいますが、れっきとした温泉です。
実は温泉成分分析所によると、別府市内では珍しい「硫酸塩泉」が含まれているのです。
「硫酸塩泉」は、療養泉という10種類の泉質の中で「塩類泉」という区分の中の1つになります。
大元は硫黄成分なのですが、途中で硫酸になったり金属と混ざったりで最終的に温泉になります。
独特の肌触りがあるのが特徴で、お肌がスベスベになる感触が私個人的に大好きです。
「ホテル シーウェーブ」手湯
別府駅前の手湯の次は、駅前通りを下るのですが、その前にちょっとだけ右手に行ってみましょう。そうそう交番が見えるその道です。
「シーウェーブ」というホテルがありますよね。
実はこのホテル、別府駅周辺にある「ホテルはやし」「ステーションホテル」と同じ系列で、どこかに宿泊するとそれぞれのホテルの温泉を相互利用できるというメリットがあります。
もちろん、「ホテル シーウェーブ」も大人500円で立ち寄り湯が可能です。今回は、手湯と足湯をメインにしているため詳しくはご紹介しませんが、泉質は「炭酸水素塩泉」となっています。
▼「ホテル シーウェーブ」の公式ページはこちら!
<ホテル シーウェーブ詳細地図>
手湯は朝行くと大丈夫ですが、時々出ていない時もあります。
通り際なので、ちょっと覗いてみるのもいいかもしれませんよ。
では、駅前通りに戻ります。
「別府ステーションホテル」手湯
駅前通りに面しているホテルなので、すごく分かりやすいです。
でも、手湯に気づく人は意外と少ないです。
結構アチチ湯ですから、朝寒い日に浸かると気持ちが良いです。
▼別府ステーションホテル公式ページはこちら!
<別府ステーションホテルの詳細地図>
「駅前高等温泉」手湯
いや…手湯の前にツッコミ入れていいですか?
なんですか!この大正ロマンあふれる建物は!
なんて思いませんでしたか?(笑)
正直、これだけで温泉記事が書けるくらいすごい共同浴場なのです。
ちょっとまって、これが共同浴場?
はい。宿泊もできる共同浴場です。
いやいや。そっちの方がいろいろと疑問だわ!
はい。でも今回は手湯と足湯がメインなので。すみません。
というわけで、「駅前高等温泉」の手湯です。
噂によると、下に足を入れて上側に手を浸けるという話も聞いた事あるのですが、真相は不明です。写真では分かりづらいですが、上側も手湯ができます。
<駅前高等温泉 詳細地図>
「伊予銀行」手湯
「伊予銀行」手湯って書いてある見出し見て、ツッコミ入れたくなる気持ちはよくわかります。
まずは、「駅前高等温泉」から駅前大通りを向かい側に渡ります。
はい。銀行が見えますよね。その銀行にある手湯なのです。
いやいや。これ銀行の噴水でしょ!どう見ても。
休憩できるベンチもあるのですから、噴水見ながら癒されるわ~!で良くないですか?
横から見ても、噴水にしか見えませんって。
いくら温泉大国でも、これは温泉じゃないでしょ。
えっ? なにか気になる張り紙がありますか?
ねっ?どう見ても噴水ですよね。
そう言えば、源泉かけ流し温泉施設の湯船にかけ流されているお湯の出口に似ている気もしますが…。
す、すみませんでした!
本当に温泉なのですよ!
しかも、炭酸泉みたいに泡つきがあるのです。
ちょろちょろ流れているところではなくて、源泉がポコポコと出ている場所があるので、そこに手を浸けてみてください。泡付きを体験できるのです。
いや、本当に温泉大国の名前はダテじゃありません。
ここまでが、手湯のご紹介になります。
「梅園温泉」足湯
「手湯と足湯」と言いながら、足湯は「梅園温泉」だけです。実は正確に言うと足湯はもう1つあるのですが、今回は無料の場所のご紹介になります。
ちなみに有料の足湯は、この「やよい天狗通り」を抜けた所にあります。
「梅園温泉」がある「梅園通り」は、先ほどの「やよい天狗通り」とこちらの「ソルパセオ銀座」を結ぶ通りになります。
どちらからでも行けますが、結構奥の方で細い通りなので迷う人も多いです。
ちなみに私は、初めて「梅園通り」に行った時にはこのあたりで1時間くらい迷いました。
こちらが「梅園温泉」の足湯です。
「梅園温泉」自体も共同浴場ですので、入浴することができます。
入浴料金は何と300円!
足湯は無料です。
なんにせよ安いと思ったでしょ。でも、別府の共同浴場は100円のものがほとんどで、無料のとこまであるのです。またの機会にご紹介します。
「松竹梅」にちなんだ絵です。
「梅園温泉」は梅にちなんだ共同浴場です。ちなみにこの近くに松と竹にちなんだ共同浴場もあるのですよ。
源泉がかけ流されている方は金魚の絵です。
こちらも素敵な絵です。
お子様やお母さんが喜びそうですね。
亀さんは置物ですが、温泉をかけてもらえて気持ち良さそうですね。
ちなみに、この蛇口から出ているのは源泉で飲むこともできるのですよ。
飲泉カップを持ち歩かなければいけませんね。
「JR別府駅」アクセス
お車をご利用の場合
大分自動車道別府ICより、海側へ大通りを下っていくとわかりやすいです。
別府公園に着いたら、そのまま国道10号線まで降りると「JR別府駅東口」に到着しやすいです。
今回ご紹介する釣りスポットは、国道10号線上にあります。
電車をご利用の場合
日豊本線「JR別府駅」で下車。
西口と東口があるので注意!出るのは東口です。
ちなみに西口に出ると、山にある明礬温泉方面に向かう道になります。
今回の釣りポイント情報!
今回の釣りポイントは、実は以前「ゆわいの宿竹乃井」でご紹介した場所でもあります。
駅前通りを下り、巨大ショッピングモールの裏手にある「楠港」と言う場所です。
堤防からでも堤防以外からでも魚釣りができます。
この取材の日も、魚釣りをしている人がいました。
▼「ゆわいの宿竹之井」の記事を見てみよう!
大分県・別府タワーと海を眺めながら入浴!釣りの際には立ち寄りたい「ゆわいの宿竹乃井」
どんな魚が釣れるの?
「ゆわいの宿竹乃井」の記事で、アジやメバルやタチウオなどが釣れるということでしたが、他にもアラカブやチヌやクロといった魚も釣れます。
魚を釣る前に景気づけで手湯足湯するか、終わってからにするか迷ってしまいますね。
帰りがけには、扇山が綺麗に見えました。
4月の温泉祭りでは、あの茶色い部分に火がついて燃えるさまを見ることができるのです。
別府の風物詩ですが凄いです。
温泉祭りの際には、家族連れで釣りをしながら温泉巡りをしてバタバタするかもしれませんよ。
ちょっと待った!
いやいや。
確かに私は釣りは初心者です。
どちらかと言うと、釣りよりも温泉の専門家ですから温泉紹介の方がメインって思われているでしょう。間違いではありません。(笑)
でも、せっかく釣り情報を知りたいと思って読んでくださるのですから、1つだけしかも以前紹介した場所だけなんてこと…と言うわけで探してみました。
なんと!ありました!
しかもかなり近くでした。
近くには「浜脇温泉」や「湯都ピア浜脇」などの温泉施設や散歩できるウォーキングコースもあるので、釣りに飽きたお子様とお母さんも楽しめます。
いやお母さんは、浜脇温泉近くの商店街にハマりそうですが。(笑)
ちなみに場所は「朝見川河口」という名前や「浜脇港」となっていました。
現地取材して思いましたが、まさかこんな近くに釣りポイントがあるなんてと思いました。
しかも、立派な堤防があって結構広い。
こんなに海の近くまで行けるなんて凄いですよね。
釣れるのはチヌやスズキだそうです。
仕掛けを考えて大物をゲットしたいですね。
ちなみに「浜脇港」の調査をしたところ、アジングなどのルアータックルでも結構釣果がありますよ!
<浜脇港の詳細地図>
まとめ
いかがでしたか?
今回は温泉施設と言うよりは、釣りポイントに向かう途中にある手湯や足湯をご紹介させていただきました。
それにしても、普通の場所ではなかなか考えられないですよね。
実際、私も福岡県に住んでいた頃には想像もつきませんでした。
正直、釣りは釣りで温泉は温泉と思っていました。
しかし、大分県の別府市には釣り前後に入浴できる温泉があるだけではなく、どんな場所や状況でも気軽に楽しめる温泉があちこちに湧いています。
それは別府という街に住む人が、温泉とともに生きてきたという事に他なりません。
一般的な日常では、温泉は疲れた時に行くものだから非日常であるし癒しであるという考え方がほとんどです。
しかし、別府という街では日常に温泉が絡んでいます。
そう言った意味では、本当に変な街です。でも、面白くて熱い街です。
この記事を読んでくださった皆様が、少しでも別府の事を知っていただければ本当に嬉しいです。
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