普通の人の場合、温泉地に行き美味しいものを食べて、釣りができそうであれば釣りをして宿泊先の旅館やホテルでのんびりするという方も多いのではないでしょうか。
日帰りの場合は、あちらこちらを観光した後に温泉でのんびりと言う方も多いかと思います。
しかし、あまり知られていませんが、温泉人と呼ばれる人たちがいます。
彼ら彼女らは温泉と聞けば温泉地へ出向き、三度の飯よりも温泉という勢いでホテルや旅館だけではなく、地元の人が利用する共同浴場まで入浴します。
1日に朝昼晩の3回、温泉に入浴するなんて当たり前で、多い時には10湯以上の温泉をはしごする猛者もいます。
かく言う私もそんな温泉人の1人で、温泉巡りの旅行をしていても近くに温泉があると聞くと行かずにはいられません。
今回は福岡県の温泉巡りに行った帰りに、ぶらりと立ち寄った温泉施設についてご紹介させていただきたいと思います。
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目次
思い出の地・福岡を後にして温泉を目指す!
私は元々福岡県出身で北九州市の生まれなのですが、大分県の別府市に移住するまでは福岡市内に20年住んでいました。
そりゃ思い出もたくさんありますよね。(笑)
2泊3日で福岡に訪問し、昔の職場の友人と会ったりしつつ温泉巡りをし、この日は別府に帰る事にしました。
ところで、北九州市も福岡県ですが、わざわざ分ける必要あるんですか?
福岡県民あるあるで、北九州市と福岡市は違うという認識なのです。(笑)
福岡市から北九州市を経由し、 行橋市 に到着しました。
実は北九州市で温泉に行く予定にしていましたが、残念ながら閉業されていましたので急遽行橋で温泉施設を探していく事にしました。
それは、また別の機会にご紹介させていただきたいと思います。
行橋駅 までは福岡県ですが 中津駅 は大分県になります。
接続の都合で、一旦降りることにしました。
時間がありましたので、周辺をぶらぶらと歩きます。
福沢諭吉さん の像です。
1万円札で有名ですね。
いやいや、福沢諭吉さんと言えば「学問ノススメ」でしょう!(笑)
有名な言葉を残していらっしゃる偉人ですよ。
名門大学で有名な慶應義塾大学の創設者でもあります。
偉人の姿を拝見した後は、周辺の商店街を歩いてみます。
昭和の雰囲気 が漂いますね。
そう言えば、中津城 というお城もあるそうです。
お城に行く時間はありませんでしたが、城下町の雰囲気がありました。
今度、のんびりと観光で行ってみたいなと思いました。
中津駅 から別府に向かう途中にある 中山香駅 です。
実はこの周辺の路線は特急が通ることもあり、普通電車は1時間に1本あるかないかという時間帯もあります。
どうしてそんな場所で下車したかと言いますと、こちらに温泉があるからです。(笑)
駅の建物自体は新しいようです。
すっきりとした外観がいいですね。
駅前周辺は写真の通りです。
タクシーが1台だけ止まっていました。
駅前通りのようです。
田舎の商店街と言った雰囲気ですが、人通りはほとんどありません。
朝市で魚をゲットしてみたいと思うのはわたしだけでしょうか。
いや、釣りパラダイスの読者の皆様でしたら、その魚を釣りたいと思うのではないでしょうか。
商店街はいいですが、温泉があるようには見えません。
しかし、大分県は おんせん県 の別名がありますので、油断はできません。
のどかな商店街ですね。
車は時々通りますが、それ以外はとても静かです。
道路で立ち話をしているおばちゃんの姿もありました。
ご自由にご休憩くださいとの看板がありました。
暑い時期にはありがたい 休憩所 です。
Googleナビによると、温泉施設はこちらの方向のようです。
本当に合っているのか少し不安になりました。
商店街がなくなり、ますます不安になりました。
しかし、ここはナビを信じて歩くことにします。
それにしても暑いです。
この日は7月末でしたので、一番暑い時期です。
暑い時期に温泉に行く人は、温泉人の可能性があります。(笑)
民家でもマンションでも、建物自体が温泉施設に見えてきますが、大分県では否定できないのがすごいところです。
奥の方に大きな建物がありました。
杵築市立山香病院だそうです。
暑いとこういう気持ち良さそうな水が流れている場所に、ザブンと飛び込みたくなってしまいます。
いや、さすがにこの狭さでは無理ですね。
どうやらあの下をくぐると目的地があるようです。
もう一息頑張ります。
山香町 は山と川がきれいな場所です。
のどかな田舎町という雰囲気が良いですね。
この川の濁りは、もしかして温泉排水の影響ではと思いました。
周囲の雰囲気から考えると、あまりにも濁り過ぎている気がしました。
前日に雨が降りましたからその影響かもしれませんが、そうではないかもしれません。
川の濁りからいろいろな事を考えてしまうのが、温泉の専門家の職業病みたいなものですね。
到着しました。
建物自体は集会場や公民館と言った雰囲気がありますが、屋根の瓦がキチッとしていてなんだか良いですね。
「杵築市山香温泉センター」の魅力をご紹介!
電車でのアクセスは1時間に1本あるかないかですので、車で行ける場合には車がおすすめです。
「杵築市山香(やまが)温泉センター」には魅力的な温泉が湧いていました。
ご紹介させていただきますので、訪問の際の参考にしていただけたら幸いです。
懐かしい雰囲気があるのにセキュリティがバッチリ!
昔ながらの旅館や共同浴場の場合、セキュリティーが心配になる人も多いですよね。
浴室と脱衣所が一体になっていれば、自分の目で確認できますが、ほとんどの場合、浴室と脱衣所は扉で区切られています。
入浴している時にもしかして…なんて思うと安心して頭も洗えないという人も多いのではないでしょうか。
鍵付きのロッカー があって、しかも 無料 なんて本当に嬉しいですよね。
昔ながらの鍵付きロッカーですが、セキュリティはこれでバッチリです。
共同浴場あるある!石鹸やシャンプーは持参しましょう
洗面台がきれいだと、それだけで管理が行き届いている感じがします。
共同浴場によくありますが、石鹸とシャンプーなどがない場合があります。
逆に言えば、自分のお気に入りシャンプーや石鹸を使用できます。
なによりも 入浴料が安い ので、そんなことは気にしません。
大分トップクラス「海水より濃い塩分濃度で体が浮いてくる?」
見るからに 濁り湯 の温泉が湯船に満ちています。
あれ?と思われた方は、温泉に詳しい人かもしれません。
そうなのです。
浴槽の周辺が、温泉成分でコーティングされています。
それだけ 濃い温泉 だという事です。
入浴すると、その成分の濃さで 体が浮いてきます 。
どうして浮いてくるのでしょうか。
豆知識でご説明します。
小学生の頃、コップに塩を入れたら、葡萄の玉が浮かんでくるという実験をしたことがありませんか。
料理をしている時に、普通の水のつもりで食材を塩水に入れたらなかなか沈まないという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は「杵築市山香温泉センター」の温泉は、塩分濃度が海水よりも濃く、入浴すると体がプカプカと浮いてきます。
有名なものでは、死海と呼ばれる湖などがありますね。
泳ぎが苦手な方にはありがたいですが、温泉で泳いではいけません。
ポカポカ感がいつまでも残る強塩化物泉!
「杵築市山香温泉センター」の温泉は飲むこともできますが、かなりの 鉄分 と 塩味 があるため好みが分かれます。
入浴するとかなりの重さがあり長湯はできませんが、何度かに分けて入浴すると 体がポカポカ して湯冷めしにくいです。
また、個人的に感じましたがその汗がサラッとしています。
ところで…この日って7月ですよね。
暑い時期に湯冷めしないってどうなの?
個人的な感想を言いますと、確かに汗だくでポカポカ感が残りましたが、周囲の暑さよりもポカポカでしたので逆に涼しく感じました。(笑)
「杵築市山香温泉センター」の基本情報!
住所 | 〒879-1307 大分県杵築市山香町大字野原2028 |
営業時間 | 14:00~21:00 |
営業時期 | 通年 |
定休日 | 毎週月曜日/12月31日及び1月1日 |
電話番号 | 0977-75-0351 |
料金 | 大人 330円 (市外)220円(市内)
中学生・小学生 110円 |
駐車場 | あり アスファルトの駐車場です |
公式URL | 杵築市公式ページより |
泉質 | ナトリウムー塩化物泉 |
※取材は2019年7月に行われたものです。現在の営業時間や定休日等はお電話にてご確認ください。
<杵築市山香温泉センター 詳細地図>
「杵築市山香温泉センター」アクセス
車
杵築ICより大分空港道路を経由し国道10号線へ
国道10号線を山香方面へ進み「山香中学校東」の信号を右折
川の手前の四つ角を左折し道なりに進むと右手側に駐車場とたてものがある
杵築ICより車で22分くらい
電車
日豊本線「JR中山香駅」より徒歩10~15分
途中、道路が上と下に分かれている場所があり、上に行くと建物は見えるものの到着できないので下を進む
まとめ
いかがでしたか。
大分県にある「杵築市山香温泉センター」についてご紹介させていただきました。
最近では九州地方の温泉に行くことも多いですが、大分県内の温泉に行くことも増えました。
また、県またぎで温泉巡りをすることもあり、大分県以外にも紹介したい温泉もたくさんあります。
もちろん、在住している別府市にもまだまだ紹介したい温泉はたくさんあります。(笑)
これからも少しずつですが、ご紹介させていただけたらと考えております。
体験記事ですので、ここまで紹介しなくてもという部分もあるかもしれませんが、読んでくださった皆様が、実際に訪問しているような気分で読んでいただけたら幸いですし嬉しいです。