バスフィッシングをはじめよう!最初に揃えるべき道具や準備するもの

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幼少の頃、入団していたサッカークラブの合宿で河口湖を訪れ、ひょんなことから釣り糸を垂らしているとブラックバスが釣れてしまった経験から「バス釣り」にはまり、今では関東地方のフィールドを1年中釣り歩いている中年アングラー。釣り歴は実に30年以上♪ 昨今の釣りガールブームに押されつつも、業界を静かに陰から見守り、日々の釣り記録を記帳する地味な性格。 もっぱらオカッパリがメインだが、お財布事情により、気が向いた時だけボート釣りに繰り出すことも…。 得意なフィッシングスタイルは、今はやりのベイトフィネス♪ 本当は「フィッシング&イート」を心掛けて釣りを楽しみたいが、地元の埼玉県には海がないため、年間釣行回数のほとんどをバスフィッシングに費やしている。
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何だか急に暖かくなり、すっかり春めいてきた今日このごろ。バスアングラーの方は、もしや!と思いつつ、フィールドに繰り出してしまう方も多いのではないでしょうか。

3月になるとバスのスポーニングシーズンが近づき、徐々に魚の活性も上がりはじめて、各地のフィールドで大型のバスが釣れたなどのよい釣果報告が聞かれるようになりますよね。

そんな光景を目の当たりにして、これからバスフィッシングを始めたいと考えている初心者の方の中には、どんな道具から揃えればよいのかさえ分からないといった方も多いはず。

釣りライターお魚店長
今回、バス釣りをスタートするうえで、まず最初に揃えるべき道具や必要なもの、選び方などをお魚店長がご紹介します。

この記事を読めば基本的なタックルを理解でき、より一層、バスフィッシングに対する興味が深まることでしょう。

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バス釣りに必要な道具とは

アメリカ生まれのバスフィッシングは、昨今のルアーゲームブームに伴い、日本でも広く認知されるようになりました。

各釣り具メーカーやルアーメーカーから様々なタックル、道具が開発され、今ではどのブランドの商品を使っても大差ないほどクオリティーの高いものが店頭に並んでいます。

バスフィッシングで使用する道具は大きく分けると、スピニングタックルとベイトタックルの2つ

これらを状況やフィールドのコンディションに合わせて使い分けますが、初めて経験される初心者の方は、まず最初にスピニングタックルから揃るとよいでしょう!

これらの2種類のタックルの違いは、ざっと以下のような感じです。

スピニングタックルとベイトタックル

スピニングタックルは、上記の画像のように、比較的ライントラブルが少なく、扱いやすいスピニングリールをロッドにセットして一体として組まれたタックル

対するベイトタックルは、両軸リールと呼ばれる巻き上げ力の強いリールをセットして組まれたタックルのこと。

両者ともに特性や使うシーンが異なり、選ぶルアーや仕掛けの重さによって使い分けるのが最も理想とされています。

それぞれの違いと使い分け

どのように使い分けるかというと、スピニングタックルは、一般に10グラム以下の軽いルアーやリグセッテイングの際に用いられることが多く、逆にベイトタックルはそれ以上の重めのルアーを用いる際に使用されることが多いです。

また、扱いやすいスピニングタックルは初心者向けや入門者向けに、ベイトタックルはその操作性の良さから、バスの居るポイントにピンポイントにルアーを送り込めるなど、ある一定のキャスト技術のある中~上級者向けに多く使用されています。

初心者におすすめのバスロッドの選び方

バスフィッシングを始めるうえで、まず必要となるのがロッドと呼ばれる「釣り竿」の存在。

こちらも大きく分けると2種類に分かれ、スピニングリールをセットできる「スピニングロッド」と、ベイトリールが装着可能な「ベイトロッド」に区別することができます。

バスロッドで他の釣り竿と大きく異なる点に、ロッドの硬さ表示というものがあり、これと併せてそれぞれのルアーの重さによって使えるロッドが異なってくるのが大きな特徴です。

ロッドの手元や表面に「Lure Weigt ◯g~◯g」や「◯oz~◯oz」などと明記されていることが多いので、選ぶ際には、使うルアーの重さや硬さも考慮しながら検討するようにしてください。

ロッドの硬さ表示

バスロッドには硬さ表記がある

バスロッドやトラウトフィッシングなどで使うルアーロッドには、一般的に硬さというものが決められており、竿のしなやかさや曲がりやすさ、剛靭さといったロッドの性能がアルファベットで表記されています。

メーカーによっても表記の仕方は若干異なりますが、おおむね以下のような感じで理解しておくとよいと思います。

初心者の方であれば、M(ミディアム)の硬さを中心に選ぶと良いでしょう!

ロッドの硬さ表記
  • UL(ウルトラライト):1~3グラム程度の極小ルアーや超繊細な釣りを展開する際に使用する硬さ
  • L(ライト):ウルトラライトよりは少し硬め。軽めのルアーやリグ設定時に使用する硬さ
  • ML(ミディアムライト):一般的に用いられるライトクラスの硬さ。ミディアムロッドよりは少し柔らかめ。
  • M(ミディアム):初心者がはじめに購入するのにベストな硬さ。標準的な万能タイプ
  • MH(ミディアムヘビー):大型魚を狙う時や重めのルアー、リグでテンポよく釣りを展開する際に適した硬さ
  • H(ヘビー):ビッグベイトと呼ばれる超大型ルアーを投げる時や、シェードやブッシュといったストラクチャーが入り組んだポイントから、強引に魚を抜き上げる際に必要となる硬さ
  • XH(エクストラヘビー):硬さの中ではMAXクラス。モンスターと呼ばれる大型魚狙いに絞って釣る際や、極太ラインでヘビールアーを駆使したスタイルを貫く際に用いられる硬さ

バス釣り初心者におすすめのロッド!

こちらのロッドは、警戒心の強いバスフィールドでも活躍する小型のハードルアーや、ライトリグまで幅広い状況に対応するモデルとなっており、初心者が最初の1本として購入するにはおすすめ!

価格も非常にリーズナブルなため、ぜひバス釣り入門をしたい方は、検討してみてください。

扱いやすい6.6ftでソフトルアーから小型ハードルアーまで対応!

1ピースと2ピース、パックロッドについて

その他にロッドには、1ピースと2ピースタイプというものがあり、前者は1本つなぎ、後者は2本つなぎのロッドを指します。

1ピースタイプはつなぎ目がない分、感度やキャスタビリティーに長け、2本つなぎの2ピースロッドは、携帯性に優れるという側面があります。

また、昨今では、パックロッドというバッグの中にも軽々収納できる特殊なロッドセットなども販売されています。

それぞれの特性を見極め、ご自身の釣りスタイルに適したお気に入りのものを選ぶとよいでしょう。

リールはタックルの心臓部!慎重に選ぼう

次に選びたいのがリール。リールは、ラインを回収したり魚を手元に引き寄せるための重要なタックルの心臓部!

まずは使いやすく、丈夫でなるべく軽めのものを目安に選ぶようにしましょう!

種類はスピニングリールとベイトリールの2種類。

初心者の方であれば、ロッドと同じようにまず最初は、スピニングリールから購入するのがおすすめです!

初心者にはスピニングリールがおすすめ

なぜ初心者にスピニングリールをおすすめするかと言うと、単純に使いやすいから。

ベイトリールと違ってライントラブルも少なく、ベールと呼ばれる糸を固定しておく装置を外すだけで簡単にキャストすることが可能です。

また、10グラム前後の軽めのルアーを使った繊細な釣りをする際に多く使われることから、女性や小さなお子様でも気軽にバスフィッシングを楽しむのにもってこいのリールです。

リールには、「番手」と呼ばれるスペック表記があり、バスフィッシングで多く使われるのは、2000~2500番台が一般的です。

軽めのルアーを使ったり、さほどドラグのパワーを必要としない場合は2000番台、すこしパワーのある釣りを楽しみたい方は2500番台クラスのものを目安に選ぶとよいでしょう!

小型・軽量で初心者でも扱いやすいと定評のあるリール!

ダイワが誇る最新システムを搭載し、スプールも軽量化を実現!

また、ライントラブルを軽減させるベールを採用したことで、初心者でもトラブルが少ない釣りを実現できます。

ベテランアングラーは迷わずベイトリール

ベイトリールは、スピニングリールに比べて少々扱いが難しいので中級以上のベテランアングラーにおすすめ

しかし、慣れてしまえばその良さがわかり、手放せなくなるアイテムの1つとなるでしょう!

このリールでしか味わえないキャスティング手法があるので、狙ったポイントにピンポイントにルアーを落とし込めるのも最大の魅力です。

ルアーというゲーム性に富んだ疑似餌を選ぼう!

バスフィッシングで使うアイテムの中で1番魅力的なものは、なんといってもルアーと呼ばれる疑似餌ではないでしょうか。

ルアーの種類は、大きく分けると2つ!

柔らかい樹脂素材でできた自重の軽い「ソフトルアー」と、バルサなどの木製素材を使った「ハードルアー」と呼ばれるもの。

これらをラインの先端に結び、ロッドアクションを加えてバスを巧みに誘っていきます。

一般には、「ソフトルアー」はスピニングタックルで、「ハードルアー」はベイトタックルで使われるシーンが多いですが、昨今ではスピニングタックルでも容易に扱えるハードルアーも多く販売されており、バリエーションも豊富です!

今回は、その中でも特におすすめの種類をご紹介いたします!

虫や甲殻類をイミテートしたソフトルアー

バスが主食としている虫や甲殻類をイメージしたソフトルアーと呼ばれるもの。

「ワーム」と呼ばれ、カラーや形、大きさなど多くのものが存在します。筆者が1番おすすめするのは上記のこれ♪

まずは「ストレートワーム」と呼ばれるもので、水中で艶めかしくゆらゆらと動き、バスに強烈アピール!

どんなフィールドにもマッチする万能タイプのソフトベイトです。

初めは、4インチくらいの標準的な大きさから使ってみて、ポイントやフィールドの状況によって、大きくしたり小さくしたり小まめに微調整していきます!

ストレートワームのおすすめはこちら!

オールマイティー!爆釣必死!実力派ストレートワームなら!

次におすすめなのが、「スティックベイト」と呼ばれるもので、こちらは水中の中で弱った小魚を演出するのに適したルアー。

結構ボディがボリューミーなものが多いので、3インチクラスの大きさでベイトタックルを駆使して多用すると思わぬ大物に巡り会えたりします!

是非、タックルボックスに1つは忍ばせておいていただきたいワームですね。

弱った小魚を演出し、バスに口を使わせる!

反射的に食わせるハードルアー

ハードルアーは基本的に木質素材を使った自重の重いルアーなので、ベイトタックルで使われるシーンが多いですが、スピニングタックルで使える軽めのものも多いです。

水中でキビキビと動かし、リアクションバイトと呼ばれるバスの狩猟本能を刺激した反射的に食わせるルアーなので、ソフトベイトでアタリがない時などは特に有効です。

スピニングで使う場合は、10グラム以下のごく小さい軽めのものを選んでください。

こちらは「クランクベイト」と呼ばれる小魚を演出できるルアー

根掛かりが少なく、障害物のすり抜け性能はピカイチ!

水中でウォブリングと呼ばれる小さな波動を醸し出し、反射的にバスのバイトを誘います!

クランクベイトのおすすめはこちら!

水の中のある一定の層(レンジ)を探るなら「シャッド」がおすすめ。

変化を付けながらアクションさせ、水深1メートル未満も探れる秘密兵器♪

厳寒期でも十分に効果が期待できる使いやすいルアーです。また、自重が軽いのでスピニングタックルに向いています。

軽量スピニングタックルと相性抜群のシャッドはこちら!

バスフィッシングにおけるラインと釣り針(フック)の選び方!

3種類のラインと使い分け

バスフィッシングで使うラインは主に3種類。

ざっくりとそれぞれの特徴はこんな感じ。

初心者の方であれば、最初はフロロラインのスピニングタックルでまず1匹釣ってみるのがよいかと思います。

ラインの種類 特徴と使い分け
ナイロンライン ラインの比重が軽く、トップウォータープラグなどに多く使われるライン。また、伸縮性があり、安価で手に入るのも魅力。
フロロライン 高感度で根ズレに強いのが特徴。比重が重く、ボトムを探る釣りに多く使用。
PEライン ライン自体の伸縮性がほとんどなく、高感度で比重の軽いライン。強度が優れているため、ヘビーカバーでも無理なく強引な釣りが展開可能。

 

バス釣り初心者スピニングのおすすめライン!

ライトなスピニングタックルで初心者がバスを狙う場合、4ポンドを基準に考えると釣りやすいでしょう。

もちろん、ポンド数は、使用するルアー重量などによって異なります。ここでご紹介する4ポンドは、あくまで小型ルアーを基準とする場合です。

バス釣り初心者におすすめのフック

フックには、「ジグヘッドタイプ」「オフセットタイプ」「ストレートタイプ」「マス針タイプ」など多くの種類がありますが、初めての方には、使いやすい「オフセットタイプ」がおすすめです。

これは、ある程度のバーサタイル性能に優れ、フック性能もよく、ワームのセッティングに関しても「ズレ」にくいという特徴があるからです。

最初にフックの購入で迷ったら、かならず「オフセットフック」を購入しておきましょう!

私がおすすめするバス用フックはこれ!

信頼のおけるハヤブサフックは、バスのアゴを的確に捉え、しっかりと突き刺さり、バレにくいのが特徴です。

釣りライターお魚店長
使ってみるとフックメーカーによるクオリティーの違いがよ~くわかりますよ!

仕掛けを沈めるオモリを選ぶ

オモリ(シンカー)の種類

仕掛けを水中に沈めるのに欠かせないアイテムがシンカー(オモリ)と呼ばれるもの。

代表的なもので4種類ありますが、それぞれを状況に応じて使い分けていきます。

バスフィッシングでは、多くのリグ(仕掛け)があり、それに1番適したものを使用していくといった感じです。

今回は、リグの説明は省きますが、それぞれの特徴を明記しておきますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

ラウンドタイプ

スプリットショットリグやダウンショットリグに多く使われる丸い形状のシンカー

他のシンカーに比べ、根掛かりが少なく、障害物の回避性能に優れています。

重さも軽いものが多く、リグ本来の持ち味を活かせ、なおかつ魚のアタリが取りやすいので初心者にはおすすめ!

パッケージの入り数も多いので、万が一のロストでもあまり気にならないのがいいですね。

ラウンドタイプのおすすめはこちら!


スティックタイプ

おもにダウンショットリグ用に販売されているものが多く、根掛かりしにくく、魚のアタリも手元に伝わりやすいのが特徴。

スティックタイプのおすすめはこちら!

バレットシンカー

テキサスリグやキャロライナリグといった水中のボトム(底)を探る釣りに多く使われるシンカー。

障害物の回避性能が高く、自重も重いものが多いので、遠くのポイントへ投げ、広範囲に魚の居場所を探るのに適しています。

冬場の低活性時の底に張り付いたバスを狙うシーンでも多く活躍します。

バレットシンカーのおすすめはこちら!


ジグヘッド

ハリとオモリが一体型になったタイプで、ボトムバンプ、スイミング、バジングなど多様な使い方のできる特殊な形状。

バスフィッシングでは、このハリを使ったジグヘッドリグと呼ばれる仕掛けに多く使用されています。

ジグヘッドのおすすめはこちら!

ネイルシンカー

ワームの本体に直接差し込み、水中でのアクションに変化を与えるために開発されたシンカー。

初心者の方には、出番が少ないかもしれませんが、ここぞというシーンで食い渋る1本を手にできる必勝アイテム!

ネイルシンカーのおすすめはこちら!

タングステン素材のシンカーはおすすめ!

これらのシンカーの中には、「タングステン」と呼ばれる素材で作られたものがあり、各釣具店などで販売されています。

この素材は、通常の鉛でできたシンカーに比べ、自重が重いことから、小さい形状でより遠くへ投げれるといった特徴があります。

形状が小さくできるという事は、水や空気抵抗も少なく、より障害物回避性能も高まりますので、キャスタビリティーに大きな違いが出てくるでしょう!

購入の際は、「タングステン」素材のものも是非検討してみてください!

バス釣り初心者が揃えておくと便利なもの!

ご紹介した以外にも、あると便利なアイテムはこれ!

釣れた時に必要なプライヤー

プライヤーは、魚の口からフックを外す際に絶対に必要になってきます。

口先に針が掛かっている場合は、手でも外せますが、喉に飲み込んでしまっている場合などは道具がないと外せません!

上記のプライヤーは、「スプリットリングオープナー」を完備しており、ルアーと釣り針(フック)を結ぶリングをその場で外すことが可能!

#3~10までのスプリットリングを開くことができ、万一ルアーの釣り針(フック)をその場で交換するときも便利なこと間違いなしです。

携帯型のラインカッターは便利

こんな感じの携帯型のラインカッター(ハサミ)が釣具店で販売されています。

いざという時にすぐに使え、釣り糸をカットするのにもとても便利!

仕掛けを作る際の必需品です!

まとめ

バスフィッシングは、他の釣り種に比べ、アイテム数も多いので最初に知識や道具をそろえるのに時間を要するかもしれません。

しかし、慣れてくれば、釣ったときの感触や道具選びの楽しさが理解でき、思わずハマってしまうはずです!

この記事が、少しでもこれから始められる初心者の方のお役に立てば幸いです。

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幼少の頃、入団していたサッカークラブの合宿で河口湖を訪れ、ひょんなことから釣り糸を垂らしているとブラックバスが釣れてしまった経験から「バス釣り」にはまり、今では関東地方のフィールドを1年中釣り歩いている中年アングラー。釣り歴は実に30年以上♪ 昨今の釣りガールブームに押されつつも、業界を静かに陰から見守り、日々の釣り記録を記帳する地味な性格。 もっぱらオカッパリがメインだが、お財布事情により、気が向いた時だけボート釣りに繰り出すことも…。 得意なフィッシングスタイルは、今はやりのベイトフィネス♪ 本当は「フィッシング&イート」を心掛けて釣りを楽しみたいが、地元の埼玉県には海がないため、年間釣行回数のほとんどをバスフィッシングに費やしている。