小さな体からは想像もできないような鋭い引き、ルアーへのアグレッシブな反応でルアーマンを魅了してやまないメッキ。
バスやシーバスに比べると、少しターゲットとしての影が薄いですが、本当にルアーに対してアグレッシブに反応する魚なので、ルアーフィッシングを始めるのにうってつけのターゲットと言えます。
しかし、死滅回遊魚であるメッキは他の対象魚と比較すると釣りに関する情報も少なく、どのルアーがおすすめなのかわかりにくいですよね。
ここでは、これからメッキをルアーで楽しみたいアングラーに向けて筆者が使うおすすめルアーを厳選してご紹介します!
▼メッキ釣りのおすすめタックルはこちらをご覧ください!
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目次
本当にいろんなルアーで釣れるメッキ釣り
ルアーのサイズさえ大き過ぎなければ、ミノーやジグヘッドリグ、メタルジグなどあらゆるタイプのルアーを使ってメッキ釣りを楽しめます。
状況に応じてマッチするルアーが存在するのは確かですが、たとえば、目で魚の反応が確認できる”トップウォータープラグだけ”でも十分に楽しめるのがメッキ釣りの魅力。
当たり年はどんなルアーでも釣れちゃいます
特に当たり年にもなると、条件のいいポイントではいくつもの大きなメッキの群れが回遊している状態に。
そういった状況では、メッキの群れの中で競い合いが起こるので、よりアグレッシブにルアーに反応してくれます。
たとえば、2019年はメッキの当たり年でしたが「ルアーをキャストして、ラインスラッグを回収したらもう食っていた」や、「バラした瞬間にまた別のメッキがヒットした」など、フックだけ放り込んでも食ってくるんじゃないかという勢いでした。
▼2019年はメッキの当たり年でした!当たり年の見分け方を解説
反対に外れ年はストイックな釣りになることも…
当たり年となると何をしても釣れてしまう状況ですが、その一方で外れ年は非常にストイックな釣りになることがあります。
メッキの外れ年の場合、そもそも魚数が非常に少ない場合が多く、定番ポイントや実績のあるポイントであっても、当たり年のような魚数がストックされていません。
5年ほど前の外れ年の時は、夕方2時間ほどで釣果1匹だけといったこともあり、当たり年との魚数の差が伺えます。
信頼出来るルアーを当たり年に探しましょう
外れ年のみならず、そういったアタリが少ない時間を過ごすとき「このルアーって釣れるのかな?」と疑心暗鬼になりながらキャストすると精神的に辛いものがあります。
また、無駄に荷物も増えてしまうので「このルアーなら間違いない!メッキがいれば絶対食ってくる!」ぐらいに自信の持てるルアーをいくつか持っておくと、荷物の迷いも減らせます。
必要最低限!筆者がおすすめするメッキ用ルアー
自信を持ってキャストし続けられるルアーの探し方ですが、このルアーでは1キャスト5バイトもあるのに、このルアーだと3キャストに1回バイトが出るかどうかだな、、なんてこともあるので、できればメッキの当たり年に、メッキからの反応を見ながら探すのがおすすめです。
とはいえ、ルアーはサクッとネットで買い揃えて、次の週末はメッキ爆釣したい!
という方向けに、学生時代に毎年1,000匹ほどメッキを釣って遊んでいた筆者が、メッキ釣りにおいて非常に信頼の置いているおすすめルアーを紹介したいと思います。
本当に少ないですが、これ以上必要ないかなと思っています。
SMITH(スミス)ミノー Dコンタクト
ミノープラグはメッキ釣りにおいて絶対に持っておきたいルアーの1つ。
5㎝前後のルアーであればだいたい何でも対応できますが、飛距離、アクションへのレスポンスなどからも渓流用ミノー、Dコンタクトが筆者のおすすめです。
巻きスピードや穂先の高さによっては、セミトップウォーターのように使うことも可能。
また、ファストシンキングなのでボトムを取ってからアクションさせれば、全レンジを一気に探ることも可能な超優秀ミノーなんです。
▼渓流用プラグで有名なDコンタクトはメッキでも有効!
▼Dコンタクトを使用したこちらの記事もどうぞ!
ジグヘッドリグ(尺ヘッド+月下美人ビームスティック)
メッキ釣りに欠かせないルアーの1つがジグヘッドリグです。
こちらも1g〜3gぐらいまでのメバル用ジグヘッドと、2inch前後のワームであればなんでも対応可能ですが、尺ヘッドDタイプ(ジャズ)と、月下美人ビームスティック(グローブライト)の組み合わせが最もおすすめ。
尺ヘッドDタイプは、ヘッド部が尖っており水切りがいいので、メッキ釣りで用いられるダートアクションが簡単に行えます。
また、フックの軸が太いのでメッキの強い引きにも安心して耐えられるのもメリット。(細軸ジグヘッドでは、いとも簡単に伸びてしまいます。)
メッキ釣りに使うワームは、ダートアクションを殺してしまわないピンテールが基本です。
中でもこちらの月下美人ビームスティックは、非常に耐久性に優れておりメッキの強いバイトを受けてもズレたり、ちぎれたりすることがありません。
アクション中のミスバイトでワームがズレてしまうと、その後のバイトが期待できませんのでズレないことは重要!
素材が硬いので、刺しにくいのが難点です。
釣り場だと焦ってセッティングしてしまうため、家で準備しておくのがおすすめです。
▼筆者おすすめのジグヘッドとワームはこちら!
TIEMCO(ティムコ)ソルティーレッドペッパーマイクロ
メッキに効果抜群のおすすめトップウォータープラグ。
正直、トップに反応するメッキはミノーで釣れるので必要ないといえば必要ないです。
しかし、トップにメッキが飛び出す姿は、何度見ても本当に興奮します。
あまりロストするルアーではないので、ボックスに1本だけでいいので入れておきましょう。
▼エキサイティングなトップゲームを楽しみたいならおすすめ!
アムズデザイン(ima) メタルジグ ガン吉
メッキのみならず、小型回遊魚全般におすすめのメタルジグ。
探れるレンジがジグヘッドリグとかぶりますが、やはりメタルジグは圧倒的に飛距離が出るので、どうしても届かないポイントを探る際は本当に役立ちます。
こちらは割とロストするので、3、4個持っておいたほうがいいかもしれません。
▼メッキ問わず回遊魚全般に使えるメタルジグ!
これだけあればOKです!
ミノープラグ、トップウォータープラグ、ジグヘッドリグ、メタルジグの計4種類のルアーを紹介しましたが、基本的にはミノープラグとジグヘッドリグだけあればOKです。
トップウォーターは楽しむ用、メタルジグは飛距離が必要なとき用だと認識してください。
ジグヘッドはもう少し持っておいてもいいかもしれませんが、基本的にはこれだけあれば十分です。
必要はないけどあれば楽しい!メッキおすすめルアー
必要最低限のルアーは紹介しましたが、あまりにも少ないので、ここからは決して必要はないですがあれば楽しいルアーを紹介したいと思います。
ポッパー
アクションとアクションの合間に食ってくるので、ペンシルにはない楽しみがあります。
カップが大きいので、ボックスの中でかさばるのが難点。
画像のルアーもこちらと同じ、ポップクイーン50です。
大型のポップクイーンと違い、強くアクションすると水面を跳ねてしまうので注意しましょう。
▼ペンシルでは味わえない楽しさがあるポップクイーン
ジグヘッドリグただ巻き用
何かとアクションさせることの多いメッキ釣りですが、活性の高い群れに遭遇できればメバルを狙うように、ジグヘッドリグのただ巻きでも十分にバイトを得られます。
ただ巻きだとメッキのバイトがいかに強いかを感じられるので、ぜひ一度実践してください。
もちろん、ただ巻き用でも太軸が必須です。
先ほど紹介したジグヘッドと同じモデルのただ巻き用です。
▼ただ巻きで釣りたい場合にはただ巻き用のジグヘッドにチェンジ!
メッキ釣りに使うルアーカラーはシルバー系だけ買えばOK
1つのルアーにつき、かなりたくさんのカラーがあるので悩んでしまいますが、基本的にはキラキラ光るシルバー系のカラーを購入しておけばOKです。
日中強いシルバー系
日中の釣りが主になるメッキ釣りでは、太陽の光を受けてキラキラと光るシルバー系のカラーが、釣果を伸ばしやすい。
正直、他のカラーでもさほど問題なく釣れるのですが、シルバー系を投げている釣友の横で色々試して見たところ、完全なクリアカラーではバイト数に明確な劣りが見られました。
この結果からも、ある程度はなんでもいいですが日中アピール力の強いシルバー系と対極にあるようなカラーの使用は控えるべきと感じました。
マヅメ時に最強のゴールド系
朝夕のマヅメ時には、傾いた日の色に合わせられ、よりナチュラルにアピールできるゴールド系のカラーが有効です。
反対に、薄暗い状況において地味なナチュラル系カラーでは圧倒的にアピール不足になってしまい、釣果に大きな差が出ます。
ワームはラメ入りを用意しましょう
ワーム(ソフトルアー)にはシルバーやゴールドの塗装ができないので、完全なシルバーやゴールドカラーが存在しません。
なので、内部にラメが入ったものを選びましょう。
こちらはメッキ釣りに使用するルアーではないのですが、このようなアピール力の強いカラーに、ラメが入っていると最適です。
【番外編】メッキ釣りに最適!超小型ルアーケース
使用ルアーが少なく済めば、大きなルアーケースやバッグが不要になります。
こちらは筆者おすすめメッキ用ルアーケースです。(スマホより小さいです。もちろんポケットに入ります。)
とても丈夫で長持ちしますし(筆者は10年ほど使用しています。)、壊れてしまったところで、余っているアマゾンポイントで購入できてしまうほど安いのが魅力。
中身はこうなっています。
先ほども触れましたが、ジグヘッドはワームを刺した状態で入れておくと、現場でワームを刺す手間が省けます。
釣行時間に応じて、このケースをさらに2〜3個持ち運ぶこともあります。
▼スマートに楽しい釣りを展開できるルアーケース!
まとめ
いかがでしたでしょうか。使うルアーがあまりに少なくて、拍子抜けしたかもしれませんが、本当にこれだけで十分です。
もし釣具店で購入する場合は、ミノーは渓流用コーナーから、ジグヘッドはメバル用コーナーから選ぶのがおすすめ。
これからメッキ釣りに行かれる方の参考になれば幸いです。
▼メッキ釣りにおすすめのタックルはこちらの記事から
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