アウトドアには真夏でも薄手のジャケットが欠かせません。
悪天候時の防寒着として、また、ヤブや虫刺されから素肌を守るなど、さまざまな用途に活躍します。
そこで、釣りやハイキング、サイクリング、野外フェスなど、アウトドア全般に手軽に使えるジャケットはないでしょうか。
ここでは、パタゴニアの「フーディニ・ジャケット」を4年以上愛用する筆者がその魅力を詳しくご紹介します。
デザインも良く、耐久性に優れ、地球にも優しい。
迷ったらこれを選べば間違いありません。
ぜひジャケット選びの参考にしてください。
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目次
patagonia(パタゴニア)ってどんなメーカー?
パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードは14歳でロッククライミングに出会い、1957年には、オリジナルのピトン(ハーケン:クライミングに使用する支点金具の一種)を製造するため、鍛造を学び始めます。
シュイナードの製造するピトンはクライミング仲間にも好評で、やがてピトン作りがビジネスになりました。
1970年には、パタゴニアの前身「シュイナード・イクイップメント」 の直営店をカリフォルニア州ベンチュラにオープンし、全米最大級のクライミン・ギアメーカーに成長します。
そんな中、1973年に利益の少ないクライミングギア・ビジネスを支えるために衣料品の輸入販売を開始し、「パタゴニア」が誕生します。
2018年にはアメリカのビジネス誌 「Fast Company」にて「世界で最も革新的な企業ランキングトップ50」6位に選ばれるなど、世界的な企業へと発展を遂げました。
パタゴニアは、創業当時から環境への配慮を欠かさない企業として知られていますが、2018年末に企業理念を「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」へと変更しました。
1993年にペットボトルをリサイクルした再生フリースを採用した製品を作りはじめ、1996年には全てのコットン製品を100%オーガニックコットンに切り替えました。
今でこそ当たり前になった「オーガニックコットン」や「リサイクル素材」を、パタゴニアは90年代にすでに取り入れていたのです。
2011年からは「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行すること」を目標とし、アパレル産業と同じく、環境への影響が懸念されている食品事業にも参入しています。
近年は、企業の社会的責任の中で「サスティナビリティー(持続可能性)」が論じられ、また、メディアでは海洋プラスチック問題が報じられるなど、環境への関心が今まで以上に高まっています。
パタゴニアは、アウトドア業界でも環境問題の先駆者として、今後ますます注目されることでしょう。
今回ご紹介するパタゴニアのフーディニ・ジャケットがこちら!
メンズ・フーディニ・ジャケット
商品名 | メンズ・フーディニ・ジャケット |
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL |
重量 | 105g |
材質 | 1.2オンス・リップストップ・リサイクル・ナイロン100%。DWR(耐久性撥水)加工済み |
価格 | メーカー公式価格:14,580円
Amazon目安価格:15,800円(税込) |
特徴 | 超軽量なリップストップ・リサイクル・ナイロン100%素材を使用 |
▼超軽量で高い耐久性・撥水性!季節問わず釣りやアウトドアで大活躍!
ウィメンズ・フーディニ・ジャケット
引用元:パタゴニア公式サイト
商品名 | ウィメンズ・フーディニ・ジャケット |
サイズ | XS・S・M・L・XL |
重量 | 96g |
材質 | 1.2オンス・リップストップ・リサイクル・ナイロン100%。DWR(耐久性撥水)加工済み |
価格 | メーカー公式価格:14,580円
Amazon目安価格:15,200円(税込) |
特徴 | 超軽量なリップストップ・リサイクル・ナイロン100%素材を使用 |
パタゴニアのフーディニジャケットにはウィメンズ用もラインナップされています。
メンズ同様にベースレイヤーと軽量なミッドレイヤーの上に着用可能で、ウィメンズ用はわずか96gほどの重量しかありません。
それでいて、DWR(耐久性撥水)加工済だから、小雨程度であればなんの問題なく使用できます。アウトドアや釣り、ハイキングなどあらゆる場面で利用可能。コンパクトにまとまるため、車に積んでおいても良いですね。
シンプルかつ上質で使い心地にも定評があります。
▼防水性・透湿性に優れたフーディニ・ジャケット!
パタゴニアのフーディニ・ジャケットの特徴と魅力4選!
筆者がフーディニ・ジャケットを4年以上愛用して感じる、魅力や特徴をご紹介します。
アウトドアのみならず日常でも使える汎用性の高さ
フーディニ・ジャケットは、ハイキング、トレイルランニング、釣り、キャンプ、野外フェス、そして普段着にも使え、あらゆる用途におすすめできるジャケットです。
アウトドア用途では、ウィンドブレーカーや薄手の防寒着としてさまざまなアクティビティーで使えます。
夏場でも、基本的には山中に真夏は存在しないと考え、強風や汗冷え対策に薄手の防寒着は欠かせません。
日常では、春・秋の服装に迷う季節の上着として、また、真夏には効きすぎの冷房対策として、筆者はどこへ出かけるにもフーディニ・ジャケットを持ち歩きます。
後で詳しくご紹介しますが、使わない時はチェストポケットに本体を収納でき、かさばりません。
迷ったら持ってけば間違いないのです。
フーディニ・ジャケットを使い始めて4年が経過しましたが、アウトドア用途に日常使いにと使い道を選ばずに活用でき、もはや手放せない1着となりました。
素材はリサイクル・ナイロン100%
フーディニ・ジャケットはパタゴニアの企業理念を具現化し、リサイクル・ナイロン100%で生産されています。
リサイクル・ナイロンとは、紡績工場から回収された製造廃棄物を、ナイロン繊維に再生したもののことです。
リサイクル・ナイロンを採用することで、限りある原油資源への依存を軽減でき、使えなくなったナイロン製品のリサイクル経路の促進にもつながります。
また、廃棄物を減らせば埋立地の寿命を延ばし、ゴミ焼却炉から排出されるCO2(二酸化炭素)や有害なガスを減少でき、地球温暖化への対策になります。
しかし「環境に優しいけど機能はイマイチ」では道具として使えませんよね。
フーディニ・ジャケットはリサイクル素材だからといって、決して機能が劣るわけではありません。
リップストップ・リサイクルナイロンは強度も抜群です。
筆者がトレイルランニングでフーディニ・ジャケットを着用したまま激しく転倒したことは、1度や2度のことではありません。
にもかかわらず、一つも破れたことはありません。
薄い素材ながら強度は十分に確保されており、木の枝や岩に擦れても大丈夫です。
しかも表面には耐久撥水加工が施され、小雨程度ならはじきます。
耐久性があり、修理可能で長く使える製品を開発することで消費そのものを抑える。
そのことが環境保全につながる。
パタゴニアは「ビジネスを手段に自然を保護する」ことが企業理念に盛り込まれており、フーディニ・ジャケットは、まさにパタゴニアの企業理念を具現化した商品と言えるでしょう。
チェストポケットに本体を収納できる
フーディニ・ジャケットの汎用性の高さは先に述べた通りですが、それを可能にしているのがチェストポケットです。
チェストポケットに本体を丸めて収納することで、手のひらサイズに折りたためます。
これなら、カバンやポケットにとりあえず入れておいても邪魔にならず、どこにでも持ち運べます。
また、チェストポケットの小物の収納力もあなどれません。
筆者はこのポケットに、家の鍵と小銭を入れて近所のランニングに出かけています。
荷物を持ちたくないランニングにおいて、かゆいところに手が届くポケットです。
もちろんそれ以外の使い道もあるでしょう。
フーディニ・ジャケットの汎用性の高さは、チェストポケットのおかげと言っても過言ではないのです。
重量はわずか105g(メンズ)
フーディニ・ジャケットの重量は、わずか105gしかありません。
ハイキングやトレイルランニングで別にレインジャケットを用意していても、この軽さなら装備に追加しても気になりません。
持ち運んでも着用してもほとんど重さが気にならず、この軽さが汎用性の高さに寄与しているのです。
パタゴニアのフーディニ・ジャケットを購入するなら気をつけたいポイント!
フーディニ・ジャケットはメリットばかりではありません。購入する前に気をつけたいポイントを確認しておきましょう。
防水ではない、レインウエアとしては使えない
フーディニ・ジャケットが防水であれば120点あげたいところですが、残念ながら防水仕様ではありません。
まぁ、この軽さと収納時のコンパクトさを考えると、防水性能を求めるのは贅沢すぎますよね。
フーディニ・ジャケットは耐久撥水加工が施され、小雨なら弾きますが、レインウエアの代わりにはなりません。
別途レインウエアを用意しましょう。
まとめ
パタゴニアのフーディニ・ジャケットをご紹介しました。
これほど汎用性の高いジャケットは、他には見つからないのではないでしょうか。
小さく折りたためるので持ち運びが苦にならず、アウトドアや日常にあらゆる場面で活躍します。
アウトドアのジャケット選びに迷った人は、ぜひフーディニ・ジャケットを手にとってみてください。
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