こんにちは!冬のツンと冷たい空気を感じると、海にメバルを釣りに出掛けたくなるはらのです。
冬のメバルは色々な場所で釣ることができますが、私は小さな船がいっぱい停まっている漁港のような場所で釣るのが1番好きです。
他にもサーフや磯場、港湾の航路や運河など色々な場所でメバルを狙うことができますが、皆さんはどんな場所で釣るのが好みでしょうか?
同じメバリングでも、場所によって使いやすいタックルやルアーが違ってきます。
皆さんそれぞれの場所に適した竿選びをすると思いますが、私は出来るだけ1本であっちでもこっちでもやりたい派です。
今回はそんなちょっと大雑把な私がHuerco(フエルコ)のマイクロゲーム専用パックロッド、MGシリーズ3機種を使ってみました!
使用感とおすすめのシーンを解説したいと思いますので、ライトなパックロッドを検討している方はぜひご自身のホームフィールドを思い浮かべながら読んでみてくださいね。
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目次
Huerco MGシリーズのスペック比較
まずはMGシリーズ3機種がそれぞれどのような仕様か一覧を比較してみましょう。
MG600-5Sの仕様
引用: Huerco公式サイト
全長(ft) | 6ft00inch |
テーパー | Fast |
継数(本) | 5本 |
仕舞(cm) | 44.4cm |
自重(g) | 90g |
ルアー重量(g) | MAX6g |
適合ライン(lb.) | MAX6lb. |
ドラグ(kg) | 1.0kg |
MG700-5Sの仕様
引用 :Huerco公式サイト
全長(ft) | 7ft00inch |
テーパー | Fast |
継数(本) | 5本 |
仕舞(cm) | 49.9cm |
自重(g) | 105g |
ルアー重量(g) | MAX7g |
適合ライン(lb.) | MAX8lb. |
ドラグ(kg) | 1.0kg |
MG800-6Sの仕様
引用: Huerco公式サイト
全長(ft) | 8ft00inch |
テーパー | Fast |
継数(本) | 6本 |
仕舞(cm) | 47cm |
自重(g) | 125g |
ルアー重量(g) | MAX10g |
適合ライン(lb.) | MAX8lb. |
ドラグ(kg) | 1.0kg |
ジグ単するならHuerco MG600-5S
まずは1番短いMG600-5Sから使ってみましょう。
抜群の取り回しの良さと掛ける楽しさ!
私がメバリングをする時は1番ワームを使うことが多いです。
参考までにメインなタックルセッティングを記述しておくと、メインラインPE0.2号~0.4号に、ショックリーダーはフロロカーボンの5lbというセッティング、0.9g~2.5gのジグヘッドに2インチのストレートワームという組み合わせが主になります。
MG600-5Sは3機種の中で1番繊細なティップで、釣具屋さんで最初に曲げた時は少々やわっこい印象を受けましたが、実際に使ってみると適度に張りがあり、狙ったスポットに打ち込みやすいロッドでした。
キャストフィールはとっても良い感じ!
特に漁港で船がたくさん停まっている場所や、係船ロープが入り組んでいるところは、6ftというやや短めなレングスがちょうど操作性が良い。
船のキワだったり、ロープのキワ、足元の岸壁のキワなど、ワームをピンポイントに打ち込む動作がやりやすくて釣りがしやすかったです。
小規模な漁港などの小場所や、障害物が多い場所ほどMG600-5Sの腕の見せどころ!という感じでした。
特に良さを感じたのは、メバルが大好きな足下の岸壁を狙う時。
水面が近くてもアンダーでキワキワに投げやすく、リズミカルにランガンすることが出来ます。
より手元と水面が近いボート釣りなんかの時も良さそうですね。
先にお伝えしておきますが、超高弾性のパッキパキのロッドが好みの方はきっと3機種とも違うなって感じると思うので、そういう方にはあまりおすすめできないかも。
昨今のメバル・アジングロッドのようなパッキパキで感度キンキンのロッドではありませんが、私が使ってみた感じでは十分マイクロゲームを楽しめるロッドです。
フォール中の小魚のバイトもしっかりコンッと感触が伝わってくるし、そのわずかな反応を察知してピッ!っとティップを跳ね上げアワセを入れるのが楽しい。
小さなバイトをパシパシ掛けていきたい、そんなロッドです。
掛けるのが難しいかというと決してそんなことはなく、アワセが苦手な私でも掛けていけるぐらい。
いつもちょっとだけ釣りするつもりがついつい夢中になって気がつくと夜明けになってしまう、そんな楽しいロッドです。
1本で何でもやりたいならHuerco MG700-5S
港湾エリアのように水面から足場がちょっと高い場所や、サーフやゴロタなどなるべく遠くにキャストしたいようなシーンでは7ft以上は欲しいですよね。
私が住む東京湾は、足場が高い堤防や、遠浅なシャローエリアなどが主なフィールドになるので、3機種の中ではMG700-5Sが1番実用性が高そうです。
プラグもワームも!1本で何でもいけちゃう万能タイプの優等生!
足場がちょっと高い岸壁で、やや深い水深をバーチカルに狙う港湾エリア。
メバルの活性が高くなる冬場は、強い北西風がびゅーびゅー吹く事も多いので、そんな日は水面ギリギリまでティップを下げ、ラインがなるべく風に干渉されないよう工夫をしながら釣りをしたいところ。
港湾エリアのような足場が高い場所では長めのレングスが重宝します。
一方、砂浜や干潟などのシャローエリアでは、ダウンショットやフローティングミノーをなるべく遠くに投げたいため、こちらもある程度長さがあると嬉しいです。
MG700-5Sは、レングス的にも、パワー的にも、汎用性が高くとても使い勝手の良いロッドだと感じました。
特にプラッキング好きの方ならMG700-5S一択かなと思います。
深場でも、沖でも、ラインを長ーく出したその先の繊細なバイトをしっかり感じとる事ができ、感度についても問題ないように思います。
ボートでテトラ帯を狙う釣りをしてみたのですが、600よりもパワーがあるので障害物から即座に剥がしたい釣りでは700のほうが安心して掛けられました。
魚のサイズも陸っぱりに比べて大きくなるなるし、7ftならボートでもなんとかトラブルなく取り回せる長さなので、私ならきっとボート釣りには700を持っていくと思います。
フロートやキャロならHuerco MG800-6S
7ftでも届かないその先の竿抜けエリアに遠投するなら、MG800-6Sにフロートリグで思いっきりぶっ飛ばしましょう!
遠投有利のポイントの強い味方!
8ftとなるとマイクロゲームにはちょっと長いかな?という気もしますが、飛距離が必要になる遠浅のポイントや、磯場、ゴロタ場など、何気に活躍できる場が豊富です。
タフなバットにしっかり重みを乗せられるから、重めのフロートやキャロも遠慮なく思いっきりフルキャストすることができます。
700で前述した足場の高い港湾エリアは、実は800でも全然OK!という大場所も結構多いです。
足元の壁際にテトラやケーソンが入っている堤防では、短いロッドだと手前の障害物に引っ掛かってしまい非常にやりづらいですが、8ftあるとそういうった障害物がかわしやすいというメリットもあります。
Huerco(フエルコ)ってどんなメーカー?
比較的新しいメーカーなのでまだ知らないという人もたくさんいるかもしれないので、簡単にどんなメーカーかご紹介しましょう♩︎
パックロッド専門のロッドブランド
よく「なんて読むの?」「フェルコ?」と聞かれるのですが、読み方は「フエルコ」です。
古い中南米の言葉で「いたずらっこ」という意味があるそうですよ。
これまでリリースしているロッドはすべてパックロッドで、仕舞い寸法が60cm以内と、飛行機の機内持ち込みが可能なサイズになっています。
(航空会社により規格が違うため持ち込み不可の場合もあります)
受託手荷物やサイズ超過荷物の料金が年々値上がりしてきているので、このサイズにできるのは嬉しいです。
ザックに括りつけて運べるから、遠征先で長いロッドケースを担いで歩かなくていいのも楽チンですね。
この快適さは一度味わうと抜け出せません。
遠征に限らず普段の釣りにおいても、急勾配の磯場や、藪漕ぎが必要な渓流にエントリーする時、片手に持ったロッドを気にして歩くのは結構大変ですが、パックロッドなら畳んで移動することができます。
両手をフリーで使えた方がロッドはもちろん自分の身も安心安全です。
アパレルも可愛い
HuercoはTシャツやハーフパンツなどのアパレルも作っていて、デザインが"いかにも釣りメーカー"っぽくなくて、とっても可愛いんです!
オランダのイラストレーターPeter Perch(ピーター・パーチ)さんがデザインを手掛けていて、HuercoのTシャツには"個性的でちょっと変わった魚"が描かれています。
ポップで、ちょっとクラシカルで、トラウトフィッシャーだとか、バサーだとかの垣根は無く、誰でも着れるデザインだと思います。
女性が着ても可愛いですよね。
釣りで実用的なドライ素材の半袖Tシャツや、着心地抜群なCORDURA素材のロングスリーブTシャツ、ハーフパンツやスリングバッグなど他にもいろいろあります。
Huercoのここがすごい!
昨今パックロッドを出しているメーカーは多数あります。
では他のメーカーと比較してHuercoを選ぶ理由って何だろう…と考えてみたのですが、とってもわかりやすいおすすめポイントがありました!
それは「ブランクスが全セクション欲しい部分だけ買える」というところです。
当然ロッドは不慮の事故などで折れることがありますが、修理に出すのは面倒だし時間もかかります。
通販で折れたセクションだけ購入出来ると、修理するより早くて手軽です。
現場で折れて代替機がない場合、もうその日は釣りにならなくなってしまいますよね?
私はよくMG600-5Sを渓流で使うのですが、藪漕ぎや崖を降りている時に木の枝にティップが引っかかってヒヤッとすることがあります。
万が一現場で折れた時のために、ティップセクションを予備で買っておいて車に忍ばせておいたら安心です。
まとめ
今回は、Huercoのマイクロゲーム専用モデル、MGシリーズをご紹介しました。
メバリングやアジングといったマイクロゲームが好きな方、これからやってみたいという方はぜひ手に取ってみてください。
遠征にはもちろんですが、近場でもポイントへのエントリーが大変な釣りにはもってこいです。
マイクロゲーム向けのモデルですが、私のように渓流で使ってみても良いと思います。
「専用」と言っても使い方は手にしたオーナー次第。
「こんな釣りモノにも良いよ!」「こんな使い方してみたよ!」
など、皆さんもおすすめの使い方や意外なGoodアイデアがあったら、ぜひシェアしてくださいね♩︎
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