【北海道・然別湖】ここでしか会えないミヤベイワナをグレートフィッシング

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ショータ・ ジェンキンス

パックロッドと珈琲を片手にライフスタイルとしての釣りを提案しながら、国内外を釣り食べ歩く。釣果だけに捉われず、"忘れられない1匹" を追い続けるフィッシングピーターパン。HuercoスタッフBIGFISH1983ジャパンアンバサダーRマジックTONED TROUTプロスタッフ
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ショータ・ジェンキンス
釣りパラダイスの読者の皆さまこんにちは!随分と久しぶりの登場となってしまいましたが、フィッシングピーターパンとして恥ずかしくないように相変わらずフラフラと釣りと旅をしております。

さて、今回は初めて北海道は然別湖に行ってきました。目的は世界でこの湖にしか生息しない「ミヤベイワナ(Salvelinus malma miyabei)」というお魚です。

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然別湖だけで楽しめるGreat Fishing

自分はつくづくイワナ族が好きで、中禅寺湖のレイクトラウトに始まり、日光ではイワナにブルックトラウト、遠征でヤマトイワナやゴギにも会いに行ったことがあります。

人里近い場所で釣れるイワナや、美しいニジマスもブラウンも大好きですが、やっぱりイワナ贔屓なんですね。

そんな中でミヤベイワナの存在は特別でした。

よく海外の釣りの写真で出てくるホッキョクイワナを除いて、写真だけで心奪われるイワナはこの魚ぐらいだったかもしれません。

しかし今回然別湖での釣りをご紹介したいと思ったのはミヤベイワナの美しさだけではなく、然別湖での釣りの運営スタイルや自然へのスタンスがとても気持ちがよく、ちょっとだけ海外かぶれを発揮させていただきますと、良い意味で非常に海外っぽい釣り場だなと感じたからです。

然別湖での釣りは「Great Fishing」さまにより管理されていて、初夏のファーストシーズンと秋のセカンドシーズンを併せ、一年を通して合計50日間のみ釣りを楽しむことが出来ます。

非常に閉鎖的ともとれますが、それでいいと思うのです。

フィールドや魚にリスペクトを忘れずに、本当にここで釣りがしたい人だけが湖を訪れ、数でもサイズでもなく、美しい魚の持つクオリティを求めて水辺に立つ。

日本全国こうなればいいは少々大げさかもしれませんが、僕は環境との関わり合い方と趣味として楽しむ釣りの共存する姿としては、とても理想的なカタチの一つなのではないかと感じました。

初めてと伝えるとマップを片手に親切に解説してくれました。

気のせいかもしれませんが、僕が釣りをしたセカンドシーズン解禁の2日間、見かけた釣り人や言葉を交わした釣り人たちの間に競い合ったり、我先にポイントへ向かおう!

みたいな空気はなく、出船時も「良い釣りができるといいですね!」とボートを押してくれるスタッフに、なんだか子供のように目がキラキラしてしまいました(笑)

なんだかそういうの全部引っくるめて、良い場所だなと。

ミヤベイワナとは

1万年も前の火山活動により然別湖に陸封されて以来、独自の進化を遂げながら今を生きるロマン溢れるイワナがミヤベイワナです。

同じく北海道に棲むイワナの仲間であるオショロコマの亜種とされ、同じ湖の中でも生息場所や生活パターンによりブルーバック、グリーン、ブラウンなどいくつかの個体色があることもとても興味深いですよね。

ちなみに今回秋のセカンドシーズンを狙ったのは、願わくばこの美しいイワナの婚姻色を拝めないものかと思ったからなのですが…

9月21日、解禁日釣行スタート

とにかく右も左も分からないまま、もらった地図を頼りに分かりやすい岬を目指します。

数日前は気温がマイナスだったので防寒には特に気合いを入れて行きましたが、当日は風もなく太陽も眩しい非常に穏やかな日。

船酔いにめっぽう弱い僕でも全然平気でした。

スタッフさんのアドバイスでは、ミヤベ狙いの場合は沖から岬に投げるよりも、岬側から沖に投げて岸寄りを丁寧に釣った方がいいとのことだったので、ゆっくりと岸にアプローチして沖へ20mほど軽くキャスト。

先ずはイメージの掴みやすい釣りをしたいので、ルアーは中禅寺湖でも愛用しているスライドスプーン。

そしてなんと2投目で分かりやすいバイト!

ドキドキしながら魚を寄せると、、、

40cmぐらいの綺麗なニジマスでした。

ミヤベイワナってこんなに引くの??となりましたが、そりゃ引くわけですね。

頬や鰭まで赤く染まり、秋を感じさせる色。ひとまず魚に触れて一安心。

さぁ、果たしてミヤベイワナは釣れるのでしょうか。

1万年のネイティブと初対面

スプーンの釣りはボトムを取る取らないに関わらず、フォール中は必ずカウントを忘れないようにします。

例えばボトムまでのカウントを数えれば、なんとなくでも地形を把握することができ、中層を釣る場合でもカウントを把握することでバイトのあったレンジを効率よく釣ることができます。

先ほどよりも少し沖目に投げて、30カウント。

大体15m前後からリトリーブを開始、

ルアーが結構岸に近づいてきて根掛かりを心配した瞬間ぐらい

コココ!と引き込むようなバイト
(後付けっぽいけど、なんかこの感じで勝手にミヤベと確信!)

いつも以上にバラすのが怖くて途中からドラグもズルズルにして無事にネットイン。

大抵慎重になり過ぎると最後に取り逃がすので一安心でした。

ネットの中で青緑に光る魚は、一瞬レインボーと見間違えるほどの鮮やかさでしたが、イワナ特有の胸ビレの色や形を見るからに、紛れもなくミヤベイワナ。

北海道の釣具屋さんで秋はもっと季節が遅いほうがいいとか、ボトムをとにかくゆっくりとか、情報に惑わされそうになったけど、結果的にはいつものスタイルで早々にキャッチすることが出来たのでした。

テコトロが楽しい

その後もう1匹追加したところでバイトも遠のいてきたので、ボートを漕ぎながらポイント移動がてらトローリングをしてみることに。

スタッフのお兄さんにもトローリングで魚探すのもアリですよ!

なんて言われていたのだけれど正直結構半信半疑(笑)

同船者が対岸まで漕ぎたいというので操船を任せて、僕は軽くキャストからの、25カウントラインをフリーにしてのスタート。

PEラインだし、船の速さを考えると5m~8mぐらいを攻めるのかなぁ?

なんか見覚えのある方でしょう?笑

するとかなりあっさりと、ココッ!ココッ!という手応えが!

焦ってアワせず、しっかりと重みが乗るまで待ちながら…気持ち送り込んでやりつつ、からの、しっかりフッキング!

このパターンで数匹のミヤベとレインボーももう1匹追加。

丁度対岸到着寸前に掛かった魚を引き連れながら船を岸に刺してパパッと撮影。

なんて出来過ぎな展開なんだろう?

時計をみるとまだお昼前。解禁日マジックですかね?結構お腹いっぱい、後は出来れば婚姻色の魚を拝みたい!

段々と紅葉が始まっている感じでした。

岸でのんびりと釣りをしたりお湯を沸かしてラーメンなど食べていたら、段々と風が吹いてきて帰りはまあまあの向かい風。

船が遅くなるのが良かったのかテコトロでも釣れたし、途中で寄った岬でもまた色の違ったミヤベが釣れてくれたりで1日目は終了。

自然の厳しさを感じた2日目

解禁2日目の朝は前日とは違い、空気もひんやり風も強め。

出船時間の7時前にスタッフの方が湖上に出て、船が出られるかを判断していました。

出船不可と判断するレベルが10段階だとして、この日は7でした。

結構ギリギリだな(笑)

船酔いに弱い僕はかなりビビり気味。

釣りも前日とは少しパターンが違うみたいで、同じテコトロをしてもイワナより小ぶりのサクラマスが多く、僕は写真も撮らずリリースしてしまいました。

向かい風で全然船が進まなかったり、風を避けながら上陸した先でコーヒーを淹れたり、ガスが切れてしまい熱湯が沸かせず、カップ飯をぬるま湯で15分ほど調理してみたりと、それはそれで満喫、こういうのも外遊びの楽しみですね。

しかし日の出ていない時は全然体が温まらず、船を漕いでないと寒いぐらいでした。

この日釣れたミヤベイワナは結局3匹ほどでしたが、この2日間で良い写真も撮ってもらえたし、なんたってミヤベイワナの姿も見れたし大満足。

アベレージも30cmは超えてた?という、北海道クオリティを見せつけられました。

後から現地で話を聞くと、婚姻色の魚を見たいなら10月頭のセカンドシーズン最後の方なら、早めに産卵を終えた群が川から湖へと降ってくるのでチャンスがあるとのことでした。

以前は、10月半ばまでオープンしていたそうですが、天候が荒れやすく出船できない日が多いため今は前倒してシーズンが終了するとのこと。

いっそ冬に「ファイナルシーズン」でも設けて、ガッチガチに震えながら婚姻色のミヤベを狙うマニアックな釣りとかダメですかね…?笑

ネイチャーセンターに飾られていた遡上するミヤベイワナの写真。

今回も許可を得て、竿を持たずに川を歩いてみましたが魚の姿はありませんでした。

決して幻ではなかった宝石のような魚

釣りだけに関して言えば、ミヤベイワナは決して釣るのが難しい魚ではないと感じました。

きっとそれはキャッチ&リリースがきちんと定着し環境が守られ、前述した釣りのシステムがあってこそだと思います。

とても贅沢な場所でした。

しかし北海道、然別湖という山深いフィールドまで足を運ばなければならない点や、変わりやすい厳しい気候などを考えると誰でも挑戦出来ると言い切るのはどこか違うというか、幻ではなかったけれど、幻の宝石のような存在でい続けてくれてもいいのかなと思いました。

僕が独り占めしたいのではなく、本当に行きたい、釣りたい、会いたいと思う人が訪れればいい。

なんとなく、僕の感覚としては北海道のイトウにも似た感覚。

人を魅了しながらも人を寄せ付けないような魚でいてほしいと願うのは、釣り人の悪い癖、エゴでしょうか。

とかロマンチシズムに浸りながらも、このフィールドの素晴らしさとミヤベイワナの独特の雰囲気や美しさを、皆さまにも是非感じてほしいと思います。

LCCも普及した昨今、北海道への遠征は国内を電車や車で遠征するよりもコスパがいいこともしばしば。

もしも少し長めの休みが取れたなら、然別湖は間違いなく挑戦する価値のあるGreat Fishingな場所だと思います。

渓流をやりこんだベテランのトラウト好きの方はもちろん、ビギナー向けのフィッシングガイドサービスもあるので、釣りをこれからもっと楽しみたいという人にもオススメしたい釣り場です。

むしろあの場所で釣りのいろはを学ぶとか、羨ましい上に将来有望

そんな釣り人が増えたら、日本にもっともっと良い釣り場が増えるのかもしれませんね。

ミヤベイワナ釣行時に使用したタックル&ルアー

今回使用したタックル&ルアー
  • ROD:HuercoXT711-5S, Huerco
  • REEL: Twinpower4000 PG
  • LINE:PE(1)フロロ16lb, VARIVAS
  • LURE:MTレイクス67 13g,16g,ロデオクラフト・Leeds 18g, シーレーベル

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