初心者からベテランまで楽しめる!
定番のキス釣りを手軽さ重視で解説します!
初心者からベテランまで、また時期やポイントによっても様々な楽しみ方ができるキス釣り。
初心者でも簡単に楽しめる釣りである一方で、150m近く遠投して10匹以上の多点掛けを狙ったり、夜間に何本も竿を並べて30cmクラスを狙ったりするベテラン勢もいらっしゃいます。
そこで今回は、本格的なタックルが必要ない、出掛けたついで、また初心者アングラーやファミリーでも簡単に楽しめる、手軽なキス釣りにフォーカスしてお届けしたいと思います♫
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目次
具体的にどこで釣ればいいの?時期は?
”キスは砂地で釣れる”というのはよく知られているキス釣りの基本です。
本州全域(北海道南部も)に生息しており、海底が砂地であればどこにでもいるくらいの感じなのですが、とはいえ年がら年中同じ場所で同じぐらい釣れるという訳ではありません。
ポイントは時期によって少し異なります
先ほども触れた通り、砂浜や漁港、河川の河口域、港湾部の湾奥に到るまで、海底が砂地であれば様々なエリアに生息しています。
ハイシーズンの夏前や初秋などは目視できるぐらいの水深でキスの群れを確認することができ、一般的キス釣りのベストシーズンとされています。
反対に水温の低くなる冬場は深場に沈んでしまい、活性も低い場合が多く、気軽に楽しめる時期とは言えません。
また真夏(8月前後)も浅場の水温が高すぎて活性が低かったり、反対に外道の活性が高かったりして、ベストシーズンに比べていい釣果が上がらないことが多いです。
大型が狙える初夏
一般的に5月中盤〜7月後半はキスの産卵期に当たり、産卵のために浅場に大型が接岸してくる時期です。
基本的に産卵絡みの個体は藻場混じりの砂地のシャローエリアを回遊することが多く、この時期は砂地だけのポイントより、小磯混じりの砂浜などでいい釣果が上がることが多いです。
またワンシーズンに複数回抱卵する個体もおり、エリアによっては9月頃まで産卵絡みの個体が狙える場合もあります。
数釣りが楽しめる初秋
初秋はサイズこそ狙えませんが、サーフからの数釣りで有名な時期です。
この時期有名なサーフには、早朝から遠投が可能な本格タックルを持ったアングラーが多点掛けを狙ってずらっと並びます。
とはいえポイントによっては膝上ほどしか水深のない波口で釣れることも多いので、エギングタックルやシーバスタックル、メバルタックルでも十分に楽しめます。
またサーフ以外でもよく釣れる時期なので、あえて人の多い有名サーフは避けて、漁港などで竿を出してみるのもアリです。
キス釣りのポイントを航空写真で解説
筆者の地元、和歌山県和歌山市にある新和歌浦の航空写真を例に補足説明させていただきます。
漁港から向かって左側は、サーフに小磯が点在する地形になっており、藻場が多く、キスの産卵に最適な地形です。
反対側の漁港から向かって右側は海水浴場になっており、秋の数釣りに適した地形です。
このような沖に消波ブロックのあるサーフは、波が穏やかで、ポイントも近いことが多く、遠投の必要がないため、気軽に楽しめるポイントと言えます。
ただサーフで釣りを楽しむ際は、釣り禁止期間(主に夏季)が設けられている場合も多いので、必ず確認してから釣りをするように注意しましょう。
また、漁港内の地形も主に砂地なため、キスの回遊を期待できるポイントとなります。
キス釣りのちょい投げってどんな釣り方なの?
「手軽にキス釣りを楽しめる」
と今大人気のちょい投げ。
ちょい投げとは、本格な投げ釣りのように重たいオモリを使用するのではなく、比較的軽いオモリでライトなタックルで気軽にキス釣りを楽しめる釣り方!
具体的には、どんなタックルで始めれば良いのでしょうか!次章で解説します♫
専用タックルは不要!ロッドは代用でOK!
基本的に、メバルロッドやバスロッド、エギングロッドなど何でも対応可能です。
とはいえ、将来的にキス釣りだけでなく「シーバス」や「エギング」「ヒラメ」「バス」「カンパチ」など海水・淡水問わず釣りがしたい方には上記をおすすめします♫
こちらの竿は、ダイワがリリースしているモバイルロッドで、振り出し式になっているため仕舞寸法52cm。
コンパクトにまとまるため、家族旅行で釣りがしたいお父様にもおすすめ。
お子様と釣りの思い出を作りたい方にも重宝します。機内持ち込みのキャリケースにも入るため、釣り遠征にももってこい!
ルアー重量も「5g〜28g」まで対応しているので、魚種問わず楽しめますよ♫
リールは2000〜2500番
キス釣りにおけるリールは、特に高性能である必要は全くありません。
基本的には、15lb前後のラインが100m前後巻かれていればベスト!
上記のナスキーなら上級リールの機能を踏襲しながらも「海水対応」のため、あらゆるシーンで活躍します。
「そこまで高いリールは必要ない」
という方は、3号のラインがすでに巻かれているアリビオでも大丈夫♫
ラインはナイロンラインでOK
ラインの種類は、おおまかに「フロロカーボン」「ナイロン」「PEライン」とさまざまですが初心者のうちは、ナイロンラインで十分に対応可能です!
号数は、ナイロン3号を基準に考えましょう!
仕掛けもセット仕掛けでOK
現在は、仕掛けも進化していてロッドとリールさえ用意しておけば、全ての仕掛けがセットになった「簡単仕掛けセット」が充実しています。
簡単仕掛けセットなら、オモリもキス釣りに必要な天秤も全てコミコミで仕掛けにラインを結ぶだけ。
下記リンク「ハヤブサ かんたん投げ釣りセット」なら、気軽にキス釣りを楽しめます!
サイズは、「S」・「M」・「L」・「LL」から選択可能で、Sサイズですとオモリが7号となり、さきほど紹介したモバイルロッドとの相性も良いです♫
釣りの仕掛けは一見複雑で、ビギナーの方からすると敬遠しがちな要素ですよね。
▼簡単仕掛けセットで余計なことは気にせず、すぐに釣り場へGO!
主に用いるエサはアオイソメとイシゴカイの二種類です
餌には、「アオイソメ」と「イシゴカイ」をメインに使用します。
一般的に太長い個体が多いアオイソメは大型狙いに、反対に細く小さい個体の多いイシゴカイは小型が多い時期、ポイントでの釣りに適しています。
また、大型狙いの夜釣りなどでマムシを用いることもありますが、高額ですし基本的に必要ないと思います。
筆者もキス釣りにマムシを使用したことはありません。
エサに触るのが苦手な場合はソフトルアーでもOK
釣果は生餌に比べて劣りますが、ソフトルアーでも釣ることが可能です。
仕掛けはそのままに、エサをルアーに変えるだけでOKです。
ソフトルアーを使うメリットとして、釣具屋にエサを買いに行く必要がないという点があげられます。
また虫餌が苦手な方(アオイソメは噛まれると痛いため、筆者も結構苦手です)でも問題なく扱えるという点も大きなメリットです。
使用するルアーはガルプが圧倒的におすすめです。
少し臭いますが、活性が高い時だと、生餌に比べてもさほど劣らない数のアタリを得られます。
超簡単な釣り方解説
基本的には仕掛けをキャストして、海底をズルズル引っ張ってくるだけでOKなのですが、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。
めぼしいポイントの直撃は避ける
キスは基本的に臆病な魚とされています。
状況にもよるのですが、魚が散ってしまうため、基本的に狙ったポイントの直撃は避けて、少し先にキャストするように意識しましょう。
特にシンカーが重く、着水音が大きい場合、水深が浅い場合などは注意が必要です。
ピンポイントへのキャストが必要な場合は、シンカーを極力軽くすると、着水時に魚にかかるプレッシャーを減らすことが可能です。
また、根掛かりし難い、アタリを弾き難いなどのメリットもあるため、基本的にシンカーは可能な限り軽くすることをお勧めします。
▼オモリの重さを変更する場合は天秤だけ別に購入しよう!
▼オモリを変更した場合には針も別々に購入しよう!
海底を引っ張るスピード
基本的にアタリが出る程度の速度でゆっくり引っ張ってくればOKです。
活性が低くアタリが少ない場合はよりゆっくり、活性が高くアタリが頻発している場合は少し早くしても大丈夫です。
また大きなカケアガリや、藻場の間に点在する砂地など、ここぞというポイントでは完全に仕掛けを止めてしまってもOKです。
また夜釣りの場合も基本的には、カケアガリを探して回遊待ちという感じです。
アワセは不要
基本的にアワセは不要です。
心配な場合は深いアタリがでたタイミングでゆっくりロッドをあおりましょう。
また深いアタリが出るのに針がかりしない場合はアワセの問題ではなく、針先が潰れていることがほとんどです。
マメにチェックして、針に問題がある場合はすぐに交換しましょう。
一荷釣りを狙う場合はアタリがあってもすぐに釣り上げない
一荷釣り(多点掛け)を狙う場合はアタリがあってもすぐに釣り上げてしまわないのが鉄則です。
基本的にキスは群れで行動するため、一回アタリがあれば周りに複数匹いることが多いので、多点掛けを狙って少し待ってみましょう。
アタリが無い場合は粘らずに移動しましょう
基本的にキスがいれば数投以内に反応が出ることが多いです。
アタリがでない場合はキスがいないか、活性が低く食ってこないと考え、ポイントを見切ってOKです!
キスはめちゃくちゃ美味しいですクーラーボックス必須
キスは高級魚としても知られており、食味の良さも非常に大きな魅力の一つです。
天ぷらが最も有名ですが、骨せんべいや梅紫蘇巻き、大型は刺身や寿司など、様々な料理で楽しめます。
筆者は調理師時代によくキスを仕入れようとしたのですが、基本的に高価なことが多く、店舗で出す価格を考えると仕入れられないことも多かったです。
具体的には20センチ程度の個体がスーパーで1匹300円前後、デパ地下だとなんと1匹750円!に値付けされているのもみたことがあります。1匹の値段ですよ。。
釣り人なら少しの釣具代で高級魚がGETできるわけですから、まさに釣り人の特権ですね!
なお、キス釣りは砂浜で行うことも多い釣り。
釣りをする際に、砂浜に直接ロッドやリールを置いてしまうと砂がタックルに入り、破損の原因になります。
そのような場合には、クーラーボックスにロッドホルダーが附属しているモデルを選ぶと、タックルを傷から守れますよ。
▼釣り用のクーラーを選ぶなら竿立て付きが便利!
まとめ
小気味いいアタリに初心者からベテランまで夢中になってキス釣り。
非常に手軽に楽しめる上に、食べて美味しいときました。
もう釣りに行かない理由はないでしょう!
最後に、最も重要なことなのですが、生命力が強い魚ではないため、基本的にリリースは出来ない場合が多いです。
なので必要以上に釣らない(特に産卵期)、小型を避けるために小さ過ぎる針は使わないなど、釣り過ぎには十分注意して釣りを楽しみましょう!
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