埼玉県を代表するエリアトラウト「さいたま水上公園」。
県内に展開するプールトラウトを楽しめる4つの水上公園の1つとして、アングラーにはあまりにも有名なフィールドです。
渓流解禁日を迎えましたが、腕試しに新しいエリアトラウトフィールドをお探しの方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回私が現地を訪れ、実際の釣行から学んだ釣れるコツを伝授します!
これから初めて行かれる方も、何回か行ったことがある方も、この記事を読めば春のトラウト攻略のカギを掴めるはず!
是非、お友達やご家族お誘いあわせの上、プールトラウトを1日楽しんでみてはいかがでしょうか。
▼「さいたま水上公園」を知らないという方は、料金や特徴についてまとめた下記の記事をどうぞ!
SPONSORED LINK
「さいたま水上公園」3つのエリアの特徴
さいたま水上公園は、11月~4月のみ公営プールからエリアトラウト釣り場へと姿を変えるフィールド。
釣り場は、4つのエリアから構成され、子供から大人まで1日釣りを楽しめるのが特徴です。
一般的な対象魚は、レインボートラウトがメインですが、季節に応じてイワナやブラウントラウト、幻の魚イトウなども放流されることがあります。
エサ釣り場を除けば、ルアー釣りができるエリアは、以下の3つ。
シーズン中は、大会や初心者釣り教室も開催され、ご家族そろってお出かけするにも絶好のレジャースポットと言えるでしょう!
小型変形プール
扇形をしたプール形状で、水深は約1.3メートルくらい。
ところどころに噴水のようなものが設置され、魚が多くついている箇所がすぐに見て取れるエリア。
釣り座は、ステージに向かって平行に2か所。両サイドは、釣り禁止エリアとなっており、竿を出す前に、案内板を確認しておくことをおすすめします。
場内では、中級者エリアの位置づけとなっているようですが、初心者でも十分にルアーフィッシングを楽しめるポイントです。
フライやテンカラが禁止されているルアー釣り専用エリアです。
大型変形プール
フィールド内で最大面積を誇るルアーフィールド。
四角形に近い形をしており、岸全体が釣り座となるので、歩いて1周して好きなポイントに入れるのが特徴。
水中には水車が設置してあり、一定方向に水流ができているので、渓魚の習性を理解している方ならフィールドを眺めただけですぐに魚の居場所を感じ取れるのではないでしょうか。
また、ルアー釣りばかりか、テンカラやフライフィッシングもこのエリアのみで許されているので、腕に自信のある方は、様々なフィッシングスタイルで楽しめるのでおすすめです。
基本的には上級者エリアとして認識できますが、もちろんお子様や女性でも十分に楽しめる場所です。
スライダー下プール
フィールドの入場口から見えるスライダープール下に設置されたエリアで、エサ釣りとルアー釣りが楽しめる初心者専用釣り場。
水深は約1メートルあるかないかといったところ。
浅いですが、魚影が濃く、水がきれいで魚が泳いでいるのが目視できます。
ルアー釣り場とエサ釣り場は仕切られており、フィールド自体はあまり広くありませんが、ルアーの動きやアクションがひと目でわかるので、練習するにはもってこいのエリアと言えます。
平日の人の少ない時間帯であれば、上級者のアングラーでも入場することはできるでしょう。釣った魚を持って帰りたい方は、こちらのエリアを利用するのが良いと思います!
「さいたま水上公園」での春の狙い方を解説!
筆者が実際に現地を訪れ、実釣したのは3月のはじめ頃。
初心者の方でもなんとか1匹を手にすることができる春のおすすめ攻略法をご紹介します!
基本的には、どのエリアでも釣ることができますので、以下のポイントを参考にご自身の得意なフィッシングスタイルで攻め抜いてみてくださいね!
初心者エリアは表層「エサ釣り場」横付近が1番食う!
初心者エリアは、水深が1メートル以下ととても浅いです!
スライダープールの真下や噴水の下などに魚が多く群れているため、一見するとそこが狙い目かと思ってしまいがち。
しかし、筆者の経験からすると、一番釣れるのは仕切られているエサ釣り場の真横付近。
表層付近をミノーやシャロークランク、スプーンのバジングなどで探ってみるのがコツです!
▼表層を狙うおすすめシャロークランク!
「シケイダー」というその名の通り「蝉」を模したルアーとなります。
トラウトが「表層を意識している」または「昆虫」を食している場合に有効!
ミニシケイダーには、「フローティング」という水に浮くタイプと、「シンキング」という水に沈むタイプがありますが、魚が表層を意識しているときは「フローティング」がおすすめ!
使い方はとっても簡単で、ミニシケイダーをキャストしたらロッド(竿)を立てて、水面をパチャパチャと音を立てるように、ゆっくり巻くだけ。
活性の高い魚であれば、この方法で間違いなく食ってきます!
小型変形プールではボトム~中層付近を探る
小型変形プールと呼ばれるポンドタイプのエリアは、水深が約1.3メートルあり、水質が濁っているため、正確な魚の居場所を目で確認することができません。
結果的に様々なルアーを使ってその日の層を確認する必要があります。
一番有効な方法としては、2グラム前後のスプーンやスピナーで表層から1メートル前後の層をまず探り、アタリがなければ3グラム以上のルアーでボトム付近をゆっくり探っていくようにします。
魚が1番多くいる層は、やはりボトム~中層付近なので、スプーンのアクションに変化を付け、トゥイッチやジャークをおりまぜて、ダートさせるように一定の層を探るとわずかながらショートバイトを得ることができます。
▼初心者でも扱いやすい爆超必至「シマノ/カーディフ/ふわとろ35D-F」がおすすめ!
「カーディフ ふわとろ」がまず素晴らしいところは、管理釣り場において「水深が1m前後で濁りがある場合」に爆発的な釣果をもたらします!
「カーディフふわとろ」の素晴らしいポイントは尽きず、リールをハンドル1秒1回転以下、いや2秒に1回転くらいの「超低速リトリーブ」を可能とします。
ジョイント部分が「ゆらゆら〜」と動くため、スレたトラウトにも有効。
とにかくゆっくり巻くを意識するだけでルアーが勝手に中層からボトム付近まで潜ってくれるため、初心者でも扱いやすいんです!!
とにかく爆釣ルアーなので、1つは常備しておくことをおすすめします。
カラーは、濁りのある水質で効果を発揮する「ウォータークリア」・「バナナオーレ」・「ストロベリーオーレ」がおすすめ!
▼35D-Fではなく、「カーディフ/ふわとろ35F」の方は、表層を狙いたいときにおすすめ!
大型変形プールの水車には大型が潜む!
この釣り場のメインエリアとも呼べる大型変形プールには、60~70センチ級の大型トラウトが放たれています。
一番釣れる確率が高いであろう水車の周辺にミノーやクランクを投げて水流に任せてドリフト。
時に強弱をつけてゆっくり巻けば、思わぬ大物に巡り合えるはずです!
筆者は釣行時、ジャスト40センチ近いランカークラスのトラウトを捕獲しました!
ルアーカラーはナチュラル系が効果絶大
このフィールドに通いこんでいるベテランアングラー以外の方は、まずはどんなルアーのカラーが一番効くのか気になるところではないでしょうか。
水質が濁っているので、一見するとアピールカラーを選択しがちですが、まずは初心に戻ってナチュラルカラーを投げてみてください!
もちろんアピールカラーでもたくさん釣っている方は存在しますが、やはりナチュラル系の効果は絶大です!
あきらめるのはまだ早い!午後になると高活性!
特に初めてこのフィールドを訪れるアングラーの方ですと、「一匹も釣れない!」といった方も多いはず。そんな時こそあきらめずにルアーを投げ続けてください!
なぜだかわかりませんが、午後になると魚が高活性になり、反応が良くなります!
かくいう筆者もお昼休み以降に大爆発し、たくさんの魚を釣り上げることができました!
今回「さいたま水上公園」で使用したタックルはこれ!
今回の釣行で筆者が使用したタックルはこれ!
どれも特別なものではなく、一般的なルアーフィッシングに用いられるものばかりです。時にバスフィッシングで使用したりするごくバーサタイルなタックル仕様!
トラウトは、バスよりもひと回り小さい個体が多いので、販売されている専用タックルも細目で短いものが主流。今回のタックルも少し短めのロッドでチャレンジしてきました!
▼専用タックルを揃えたい方はメジャークラフトのファインテールがリーズナブル!
0.8〜3gまでの軽量スプーンを基本とした標準的な菅釣りロッドで、初心者が数釣りから中型トラウトを楽しみたい場合におすすめ!
まずは、数釣りで管理釣り場の醍醐味を味わうのはいかがでしょうか?
スレたトラウトにはミノーのディープダイバーがおすすめ
今回の釣行では、事前に調べたり準備していたわけではなく、圧倒的に他のルアーとの釣果に差が付いた「ティモン ブリブリミノー DR」。
カラーは「タッキーグローヤマメ」をチョイス。スレた大型トラウトを見事水中から引き出したほか、小物にも圧倒的な効き!
もうこのフィールドは、これさえ持って行けば十分なのではないかと思わせるほどのアピール力で是非おすすめ!
▼スレた大型魚も狙いうち!ティモン ブリブリミノー!
リールは使いやすい2000番クラス!
リールは、ひと昔前の初心者用「アブガルシア カーディナル203i」をセレクト。
お手軽価格で購入した割には、ドラグもスムーズでラインのすべり出しも滑らか。
使いやすくて長年使いこんだ今でも、トラブルもなく重宝しているバーサタイルリールです!現在なら、性能も進化しているので、同価格帯でもっと質の良いリールが手に入るはず!
大物とのやり取りもラクなミディアムライトロッド
こちらのロッドは、今では希少価値すら生まれているのではと思わせるほど懐かしい「フェンウィック LGX 60S MLB」。
当時、20年ほど前のバス釣り全盛期の頃に購入した超レアアイテム。
こちらも今でもキズすらなく使用できています。たとえモンスタークラスのトラウトが掛かっても、なんとかやりあえるのではと思えるほどタフ&ストロング!
ミディアムライトクラスのロッドならほどよい硬さで安心です。逆にトラウトフィッシングでは、ちょっと硬すぎると感じる方も多いかも…。
その他に有効なルアー
その他に今回、用意していったルアーはこんな感じ♪
周りで釣っている方は、スプーンを使ってガンガンに釣り上げていましたよ♪
ミノーやクランクベイトよりは安価で手に入りますし、ハマれば大爆釣も期待できると思います!私も結構な頻度でアタリがあったので、グリーン系カラーのスプーンはこのフィールドで特におすすめです!
まとめ
「さいたま水上公園」は、11月から翌年の4月まで公営プールでトラウト釣りが楽しめる日本全国でも珍しいフィールドです。
今回、筆者独自の目線で春の狙い方や有力なポイントをお伝えしましたが、まだまだ他にも攻略法は沢山存在します!
お近くの方は、是非この機会に実際に足を運んでみて、70センチ級の大物トラウトが釣れるコツを見つけてみてはいかがでしょうか。
▼「さいたま水上公園」の料金体系や施設情報を知りたい方はこちら!
コメントを残す