全国の温泉地を訪問したいという夢を持ちつつ、温泉大国である大分県別府市に住んでいる私ですが、宮崎県と鹿児島県の温泉地訪問を予定していたところ、雨や台風のため途中で引き返したり訪問そのものを辞めたりという事が続きました。
さすがに縁がないのかとあきらめていましたが、友人の誘いがあり台風が去った時を狙って宮崎県と鹿児島県に行くことができました。
友人には本当に心から感謝しています。
今回はその中で、宮崎県の「白鳥温泉」についてご紹介させていただきます。
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目次
まずは宮崎県に向かって行ってみよう
大分県の別府ICからのスタートです。
友人の車に乗せていただき、私は助手席でナビ係です。
助手席に座りつつ、高速道路なんていつぶりかしら…なんてぼんやりと考えます。
前日まで台風の影響で雨や風が強かったですが、この日は台風一過の良い天気でした。
高速道路は高い場所にありますので、景色がきれいです。
周辺は山に囲まれており、九州には山が多いなと感じさせてくれます。
山だけではなく、きれいな川も流れていました。
釣りパラダイスの読者の皆様の中には、こういう川で川釣りをされる方も多いかと思います。
今の時期は何が釣れるのでしょうか。
のどかな田んぼの光景も見えてきました。
もうそろそろ収穫の時期かなと思いました。
お盆を過ぎれば、だんだんと涼しくなってきますね。
段々畑でしょうか。
農業が盛んなエリアを走っているようです。
約3時間程高速に乗り、無事宮崎県に到着です。
県をまたいでみて思いましたが、大分県とどこか違う空気が流れています。
どう違うかは詳しく説明できませんが…。(笑)
この日のお昼は、宮崎県名物のチキン南蛮です。
不思議と宮崎県に何度か来たことがありますが、チキン南蛮はどこで食べても美味しいです。
チェーン店のお弁当屋さんでチキン南蛮を買って食べたこともありましたが、他の県と一味も二味も違う美味しさでした。
目指す場所は、宮崎県と鹿児島県の境目のえびの市です。
立ち寄りたい温泉がありましたので、高速を途中で降りましたが、九州自動車道にはえびのICがありますので「白鳥温泉」に訪問の際は、そちらの方がいいかもしれません。
周囲は森といった雰囲気の「白鳥温泉」です。
こちらは下湯の駐車場です。
「白鳥温泉」は、上湯と下湯があり、車で数分の距離です。
まずは下湯から訪問させて頂きます!
「白鳥温泉」をご紹介!上湯と下湯はどう違うの?
今回のタイトルで薄々気づいている人は、温泉に詳しい人かもしれません。
上湯=地獄で下湯=極楽と思った方は、ある意味正解です。
謎解きが好きな方かもしれません。(笑)
まずは下湯の方からご紹介させていただきます。
特に順番に理由はありませんが、訪問したのが下湯からだったのでご了承いただけたらと思います。
山小屋風ののどかな空気が流れる「白鳥温泉下湯」
「白鳥温泉下湯」は、森の中のロッジといった雰囲気があります。
下湯に関しても大変歴史のある温泉で、与謝野寛(鉄幹)昌子夫婦が、昭和4年7月に「えびの高原」を訪問した際に「白鳥温泉下湯」に立ち寄り、歌を詠んだそうです。
足湯のそばには、歌碑が刻まれており歴史ある温泉であることを体感できます。
白鳥温泉下湯近くには、フィールドアスレチックなどもありますので、お子様が喜びそうですね。
実は「白鳥温泉下湯」は、宿泊や食事も可能です。
いっぱい森の中で遊んで温泉で汗を流したあとは、ロッジタイプの宿泊施設で家族水入らずでのんびりしてみるのもいいのではないでしょうか。
浴室は離れ風になっています。
近づくとワクワクしてくるのは、きっと温泉が好きだからです。
有料ですが休み処もあります。
たくさん温泉巡りをすると疲れてきますから、こういうちょっとした休憩所があると嬉しいですね。
いやいや。
それ以前に、普通の人は疲れるまで温泉巡りしないですよね。(笑)
こういう昔ながらの脱衣棚も良いですね。
ちなみに有料ですがロッカーもありますので、セキュリティはバッチリです。
地獄と山水のコラボが嬉しい温泉!
「白鳥温泉下湯」は、内湯と露天風呂と水風呂と蒸気風呂があります。
温泉は地獄と山水のコラボです。
ところで、それってどんな温泉なの?
はい。
では豆知識でご紹介します。
地獄と言うのは、勢いよく蒸気や温泉が噴き出している場所の事を言います。
湯けむりが立ち昇っている場所は、ほぼ地獄である可能性があります。
冷たい地獄もありますので、一概には言えないのが温泉の面白さです。
「白鳥温泉」は、言うまでもなく熱い地獄ですが、蒸気の地獄です。
そこに山水が注がれることによって、山水が温められます。
温められたものが、温泉として湯船に満ちているという事です。
そのため、日によって蒸気の量も変わりますので、熱かったりぬるかったりがあるとのことです。
自然の力ってすごいですね。
こちらは水風呂です。
おそらく山水であると思われます。
気持ち良い冷たさでした。
露天風呂は庭園風露天風呂で岩風呂でしたが、森の中の温泉感があり素敵でした。
温泉自体も鉄分や濁りがありましたが、結構軽めで入浴しやすかったです。
ちゃんとあると嬉しい!アメニティの充実
ガランにはシャンプーとボディソープがありました。
私自身、お気に入りのシャンプーやボディソープはありますが、温泉施設にあるものも嫌いではありません。
特に癒しの香りがあるものは大好きです。
こじんまりとした洗面台ですが、きれいでドライヤーもあります。
ん?誰だ?飲み終わった健康ドリンクを置いているのは?
飲み終わったものは、きちんとゴミ箱に捨てましょう。
下湯の後は「白鳥温泉上湯」のご紹介!
「白鳥温泉下湯」から車で数分登ると、ちょっとした公園があります。
この道路向かいに「白鳥温泉上湯」があります。
ちょっと待ってください。
この公園なんとなく惹かれるので、「白鳥温泉上湯」に行く前に見てもいいですか。
うわ~!
良い眺めじゃないですか!
ふむふむ。
この辺りは西郷隆盛さんのゆかりの場所なのですね。
かつて征韓論に敗れた西郷さんが、三か月の逗留をしたという歴史があるそうです。
そう言えば、俳人の与謝野鉄幹と晶子夫妻も訪れたことがあるそうです。
西郷さんについて書かれているのだと思いますが、なんて書いてあるのか全くわかりません。
いや、下の方は読めました。(笑)
「白鳥温泉上湯」です。
正面の道路は意外と車が通りますので、公園側に渡る時は注意しましょう。
「白鳥温泉上湯」のお食事処!
「白鳥茶屋」というお食事処があります。
食事もですが、「白鳥温泉下湯」と同様に宿泊もできます。
「白鳥温泉上湯」の方は和風のお部屋になります。
すぐ近くに地獄!大地の力を見に行こう
「白鳥温泉上湯」の建物の横には、地獄の入口があります。
こちらは無料で入場できます。
ただし山道なので、足元に気を付けましょう。
「地獄」と可愛らしく書いているのが、遊び心があっていいですね。
まずは階段を登ります。
階段を登りきると、突然山道になります。
こちらで正解なのかわからない道もちらほらあり、あまり当てにならない勘を頼りに進みます。
温泉の川です。
立ち入り禁止のロープがありましたが、湯あみ着と着替え場所があれば間違いなく入浴していました。
あ…あと足元がしっかりしていたらです。(笑)
写真撮影が困難なくらいの道を歩き、地獄に到着しました。
吹き出る蒸気が地獄感満点です。
正直に言うと、見る地獄よりも途中の道の方が地獄だったような気がします。
結構険しいですので、訪問の際には滑りにくい靴を使用しましょう。
「白鳥温泉上湯」に入浴!
残念ながら湯船は撮影禁止でした。
露天風呂から周辺の山々がきれいに見えましたので撮影したかったですが、禁止ですので仕方ありません。
また、「白鳥温泉上湯」には、先ほどの地獄入口の近くに地熱蒸気の蒸し湯があります。
下湯の場合は、浴室内にそろっていましたが、上湯は一度服を着てからの移動になります。
お風呂の後は地獄蒸したまごを食べよう!
「白鳥温泉上湯」には地獄がありますが、その地獄の噴気を使用した地獄窯があります。
卵も販売されていますので、ここは是非体験してみましょう。
出来立ての温泉卵はかなりアチチですが、いつの間にか食べてしまっているほど美味しいです。
宮崎県「白鳥温泉」の基本情報
住所 | 〒889-4302 宮崎県えびの市末永1470(上湯下湯ともに同じ) |
営業時間 | 7:00~20:00(上湯下湯ともに同じ) |
営業時期 | 通年 |
定休日 | 上湯毎月第1火曜日 下湯毎月第3火曜日 |
電話番号 | 上湯0984-33-1104 下湯0984-33-3611 |
料金 | 上湯 大人310円 小学生220円 下湯 大人310円 小学生220円 貸し切り風呂60分1,520円(延長30分毎750円) |
駐車場 | あり 上湯・下湯どちらもアスファルトの駐車場です |
公式URL | http://shiratori-onsen.com/ |
泉質 | 単純温泉 |
<白鳥温泉 詳細地図>
宮崎県「白鳥温泉」アクセス
電車でお越しの場合
JR𠮷都線「えびの駅」からタクシーで約15分
車でお越しの場合
宮崎空港方面から約1時間
宮崎市中心部方面から約1時間15分
九州自動車道「えびのIC」から約25分
「白鳥温泉」の上湯と下湯は少し離れており歩きでは大変ですが、車で数分の距離です。
まとめ
いかがでしたか。
宮崎県にある「白鳥温泉」についてご紹介させていただきました。
実はこの「白鳥温泉」がある場所には、「白鳥神社」という立派な鳥居がある神社があります。
神の力が宿るではないですが、神聖な雰囲気を感じることができる場所でもあります。
宮崎県自体が、九州の中では神がかりと言いますか神社や神聖な場所などが多い県ですので、「白鳥温泉」周辺もそのほんの一部分だと思います。
もちろん、宮崎県に湧く温泉は豊富で、いろいろな歴史が詰まっている場所もあり、とても1回では伝えきれませんので、別記事でご紹介させていただけたらと思っています。
今回の記事が宮崎県を訪問するキッカケになれば、本当に嬉しいです。
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