おんせん県とも呼ばれている大分県には、たくさんの温泉地があります。
これからご紹介する天ヶ瀬温泉も、その中の1つです。
先日、長崎県と佐賀県の温泉地を訪問しましたが、途中下車しようかどうか迷ってしまうほど素敵な温泉街でした。
この日はホテルの予約等もあり泣く泣く通過しましたが、絶対に行きたい温泉地として頭に残っていました。
友人のお誘いもあり、今回行くことができましたので体験レポートとともにご紹介させていただきます。
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目次
訪問した温泉施設はここ!天ヶ瀬温泉「みるき~すぱサンビレッヂ」
天ヶ瀬温泉自体のご紹介は、後程させていただきます。
まずはインパクトの強かった 「みるき~すぱサンビレッヂ」 からご紹介させていただきます。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の魅力その1 味わって楽しむ!
この写真、どこかで見たことがあるという人は、案外別府フリークの方かもしれません。(笑)
こちらは湯雨竹(ゆめたけ)という 温泉冷却装置で、熱い源泉を加水なしで適温にできます。
上2枚の写真はこの湯雨竹の下にあり、源泉の飲泉が可能です。
また、冷たい地下水が流れている場所もあり、温泉と地下水の美味しいコラボを楽しむこともできます。
源泉は本当に熱いので、火傷に注意しましょう。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の魅力その2 見て楽しむ!
「みるき~すぱサンビレッヂ」は立派な建物です。
中に入ると、休憩室や落ち着いた空気が流れる内装になっています。
温泉マイスターの方が数人いらっしゃるようで、認定書がありました。
さらに源泉が数本あるという事で、それぞれの温泉成分分析書が貼ってありました。
温泉マニアにはこれだけでもたまりません。
外にあった湯雨竹のミニチュアです。
湯雨竹の解説がありますので、どのようなものなのか勉強できます。
脱衣所も昔ながらの空気が漂っていて落ち着きます。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の魅力その3 アメニティの充実!
ホテル内の温泉ですので、掃除が行き届いていますしアメニティも充実しています。
個人的には、シャンプーとリンスが別々になっているだけで、なんとなく嬉しくなってしまいます。
もちろん、脱衣所には洗面台やドライヤーなどのアメニティもありますよ。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の魅力その4 やっぱり何と言っても温泉!
温泉宿に来ているのですから、温泉がないことには始まりません。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の湯船は、バラエティに富んでいます。
素敵な岩風呂です。
温度も適温でしたので、のんびりと入浴できました。
源泉掛け流しというのが見るだけでわかるくらい、迫力がありました。
写真の隅には湯雨竹も見えています。
露天風呂も広々としていて良いですね。
実は写真の奥の扉は、混浴への入口です。
一部の大分県と熊本県の温泉には、現在でも混浴が残っています。
男性が入っていないのを確認しながら、恐る恐る扉をあけます。
誰もいなかったので、うたせ湯を楽しみました。
他には洞窟風呂や蒸し湯などもありました。
男風呂の扉がガチャッと鳴ったら、慌てて女風呂へと逃げ帰りました。(笑)
温泉はトロトロで、とても気持ちが良かったです。
ところで、トロトロ湯はどんな温泉なのでしょうか。
少し豆知識でご紹介します。
以前、「赤松温泉」の記事でご紹介しましたが、トロトロ湯になる温泉は、アルカリ性のものが多いです。
弱酸性でメタケイ酸が含まれているものも、トロッとすることがあります。
個人個人で感じ方が違いますが、アルカリ性の場合は、お肌の角質が溶けることによるトロトロで、弱酸性でメタケイ酸が多いものは、お肌が保湿されることでトロッとした感覚になります。
そのため、アルカリ性の場合、お風呂から出てしばらくするとお肌がカサカサになることもあります。
逆に弱酸性でメタケイ酸が多いものは、お風呂上りは少しべた付くものの後からしっとり感が残ります。
中性はその中間です。
「みるき~すぱサンビレッヂ」はアルカリ性と中性の源泉がありますので、違いを楽しんでみるのも面白いですよ。
「みるき~すぱサンビレッヂ」の基本情報!
住所 | 〒879-4202 大分県日田市天ヶ瀬町赤岩108-1 |
営業時間 | 平日13:00~17:00 土日祝日12:00~16:00 |
営業時期 | 通年 |
電話番号 | 0973-57-3461 |
FAX | 0973-57-2337 |
定休日 | 不定休(年末年始の日帰り利用はお休み)
詳細はお問い合わせください。 |
料金 | 800円(天ヶ瀬観光案内所で「天ヶ瀬温泉なんでもPASSPORT」(1300円)を購入しておくと他に2湯入浴できますので、とてもお得です)
※料金は執筆時点のものです。 |
駐車場 | あり 広いアスファルトです |
公式ページ | https://www.sun-village.co.jp/ |
泉質 | 単純温泉・含硫黄―ナトリウム塩化物泉 |
<みるき~すぱサンビレッヂ 詳細地図>
「みるき~すぱサンビレッヂ」アクセス
車
大分自動車道天ヶ瀬高塚ICまたは日田ICより車でそれぞれ30~40分
国道210号線を目指すと行きやすい
電車
JR天ヶ瀬駅より国道210号線を川沿いに進む
徒歩20分前後
天ヶ瀬温泉とはどんな温泉地?意外と知られていない天ヶ瀬温泉をご紹介!
天ヶ瀬温泉は、玖珠川(くすがわ)という川沿いにある温泉地です。
川側と山側からそれぞれ違う泉質の温泉が湧いています。
こういう景色を見ると、本当に川沿いの温泉ですね。
赤い橋の先も温泉施設ですので、またの機会にご紹介させていただけたらと思います。
無料の足湯があります。
足が疲れ気味の時には嬉しいですね。
こちらは観光案内所です。
「天の国プラザ」って、なんとなく良いですね。
温泉がたくさんありますので、温泉マニアにとっては天国です。
実は天ヶ瀬温泉は大分県内では別府・由布院に続く温泉が豊富な場所なのです。
観光案内所の前にも手湯がありました。
硫黄の香りがする温泉です。
すぐ隣には、足湯もありました。
さらに観光案内所は駅にあるのですが、道路の向かい側には混浴の露天風呂の共同浴場があります。
こちらの共同浴場も湯あみ着が使用できませんので、男性陣が入っていないか確認しながら見てみましたが、残念ながら常に男性陣がいたため入浴できませんでした。
天ヶ瀬は日田と呼ばれる場所になります。
日田の名物と言えば、日田焼きそばです。
この日の昼食は、駅前にある定食屋で日田焼きそばをいただきました。
ボリュームがあって美味しいのに540円でしたので大満足です。
他にも美味しそうなメニューがありましたので、また訪問して食べてみたいです。
川がある?もしかして?
天ヶ瀬温泉には、川沿いの共同浴場がいくつかありました。
混浴で周囲から丸見えですが湯あみ着を持っていましたので、入浴することにしました。
100円で入浴できるってなんだか嬉しいですね。
川がすぐ側を流れていますので、自然を体感できる解放感がたまりません。
共同浴場を出て、対岸にきてみました。
こちらにも共同浴場がありましたが、まだ時間的に開いていませんでした。
あれ?でも…あそこに見えるのは?
この日は雨だったのですが、釣りをしている人がいました。
長い竿を使用した渓流釣りのようです。
アユかヤマメでしょうか?
ちなみに、入浴させていただいた共同浴場の近くでも釣りをされている方がいらっしゃいました。
川の流れは早かったですが、慣れていらっしゃるのか釣りをされていた方は、すいすいと川の中の岩場に登り釣りを楽しんでいらっしゃいました。
まとめ
いかがでしたか?
大分県にある天ヶ瀬温泉と「みるき~すぱサンビレッヂ」についてご紹介させていただきました。
今回、釣りスポットを見つけたのはたまたまでしたが、渓流釣りができるほどきれいな川が流れているのだと嬉しくなりました。
興味のある方は、ちょっぴり恥ずかしい温泉訪問と渓流釣りを楽しんでみませんか?
また、「みるき~すぱサンビレッヂ」は曜日によって日帰りの時間帯が変わることもありますので、訪問の際には確認してから行くようにしましょう。
もし営業時間外だったとしても、外の飲泉や地下水は飲むことができますので、とりあえず場所確認で寄ってみるのも良いかもしれませんよ。
大分県に訪問予定の方は、有名温泉地の別府や由布院だけではなく、天ヶ瀬温泉も検討してみてはいかがでしょうか。
▼大分県の温泉は別府や由布院だけじゃない!