大分県の別府市には、8つの温泉エリアがあります。
その中でも、観光客が1度は宿泊したことがあるまたは、宿泊したいという場所があります。
エリアの名前はあまり知られていませんが、全国的に有名な巨大ホテルがあったりしますので、場所だけは知っているという人も多いです。
どちらかと言えばホテルや旅館がある場所というイメージですが、散策すると意外と面白いものがあったりします。
そこで今回は、観光客が1度は耳にしたことがある観海寺温泉エリアについて、散策記事ととともにご紹介させていただきたいと思います。
記事の後半では、観海寺温泉エリアの中から選りすぐりの「美湯の宿 両築別邸」の日帰り温泉の魅力もお届けします。
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目次
観海寺温泉エリアへ行ってみよう!一体どこにあるの?
観海寺温泉エリアは、別府駅西口に到着した人であればほぼどこにあるのかわかると言っても過言ではありません。
別府駅西口から山側を眺めた際、ラクテンチと書かれた看板や、巨大ホテルが高台にあるのがわかります。
その場所こそが観海寺温泉エリアです。
私は別府在住ですので、歩いて観海寺エリアへと向かいます。
車で観海寺温泉エリアへ行くには、富士見通りという山側に伸びる大通りを探すとわかりやすいです。
富士見通りの目印の1つとして、別府公園があります。
ジョギングやウォーキングをされる方もいますし、フリーマーケットなどのイベントが開催されることもあります。
公園内には池もありますが、残念ながら温泉ではありません。(笑)
しかし、公園内には緑が多く天気が良い日にはのんびりと過ごすのも気持ち良いです。
夕方時には、キャッチボールや鬼ごっこをしている子供たちの姿が見られます。
お母さん同士が、椅子に座って会話している光景も日常的な雰囲気が漂います。
有料ですが車を置ける駐車場もありますので、一息入れたい時には寄ってみるのも良いかもしれません。
別府公園からも見えますが、巨大なタワーがあります。
グローバルタワーという名前です。
ちょっと奇妙な形をしていますが、巨大な球を描く際の一部分なのだそうです。
ちなみに、その中心点が別府公園の中にあります。
基本的に私は歩きが多いので、車が通れない抜け道などを通る事があります。
車の場合は、富士見通りを道なりに進み案内板通りに行けば観海寺温泉エリアへ到着します。
抜け道の場合、写真のような源泉塔を見る事ができます。
このように温泉がかけ流されている場所が、別府市内にはいくつかあります。
こちらは近くに組合温泉がありますので、そちらの源泉だと思われます。
実は先ほどのかけ流されている場所までは、車で来ることも可能です。
しかし、その先は階段ですので、歩き以外では行けない抜け道となっています。
いくつかルートがありますので、車の場合は別ルートを探してみるのも面白いかもしれませんよ。
階段を登りきると坂道が続きます。
疲れた際には、休憩を取りながら行くと良いです。
坂道が多いですが、その分見晴らしは最高です。
こうしてみると、観海寺温泉エリアは結構な高台にあるのだとわかります。
先ほどのグローバルタワーも見えますね。
坂道は大変ですが、観海寺温泉エリアに到着です。
この看板から、あと少しだけ登ります。
何かの記念碑だそうです。
歴史マニアの方は必見の場所かもしれませんよ。
先ほどの記念碑からさらに進むと、観海寺橋という橋があります。
谷にかかっている橋で、谷底には朝見川という川が流れています。
別府八湯の浜脇温泉エリアをご紹介する時に、ご紹介させていただきたいと思います。
観海寺橋を少し離れた場所から撮影させていただきました。
周辺には緑が生い茂っています。
秘湯感が漂いますが、ホテルや旅館はきれいな建物が多いです。
山奥感があります。
湯けむりもちらほら立ち昇っています。
江戸時代や明治時代には、地獄めぐりがあったという話も聞いた事があります。
こちらは老人ホームですが、以前は昭和天皇が宿泊したこともある人気の老舗ホテルでした。
私も小学生の頃、家族旅行で宿泊した覚えがあります。
ぼんやりとした記憶ですが、温水プールがあったのを覚えています。
残念ながら日帰り入浴はできませんので、確認はできませんし当時と内装なども全く変わっているようです。
実際、ホテルは道を挟んだ向かい側にあったような気がします。
老人ホームからしばらく進むと、道が二手に分かれます。
今回ご紹介する「美湯の宿 両築別邸」は、下の道を進みます。
また、全国的に有名になった遊園地「ラクテンチ」も下の道ですが、観海寺温泉エリア散策ですので上の道を進みます。
道は坂道ですが、しばらく登ると薬師堂と公民館があります。
公民館と聞いて、おっ?と思った方は別府フリークかもしれません。
観海寺公民館と書いていますが、実は1階は共同浴場と呼ばれる温泉です。
100円で入浴できます。
この日は組合員専用の日でしたので、残念ながら入浴はできませんでした。
お隣の薬師堂にお参りします。
立派なお堂ですね。
階段を登ってみましょう。
お堂の中には、薬師様が祀られています。
はい?
何か気になるものがありましたか?(笑)
なんで柄杓があるの?
それより、下の方にあるのってなにかしらと思いませんでしたか。
はい。温泉です。
結構いいお湯ですよ。
飲泉ができます。
こちらの薬師堂は実は飲泉場で、温泉を持ち帰ることができます。
薬師堂のお湯で煮だした麦茶やコーヒーは、一味違うと評判です。
訪問する機会があれば、是非お試しください。
観海寺温泉の観海寺ってどこにあるのですか?
時々、そんな質問を受ける事があります。
実は観海寺温泉の観海寺とは、観海禅寺の事です。
坂をさらに登った場所にありますので、ここまで来る人はあまりいません。
ちなみにさらに登ると、海が見える神社があります。
この日は住職さんがお寺の掃除をしていましたので、観海寺の見学はしませんでした。
石段を登ると、本殿やお墓がある普通のお寺です。
観海禅寺から下り坂を降りると、「美湯の宿 両築別邸」が見えてきます。
あとは階段を降りれば到着です。
そう言えば、階段は登る時より降りる時の方が筋肉を使うそうです。
これだけあると、結構筋肉使いますのでダイエットできるかもしれませんね。(笑)
観海寺温泉を代表するホテル「美湯の宿 両築別邸」の魅力ご紹介!
温泉地にあるホテルや旅館は、日帰り入浴ができない場所も多いですが、「美湯の宿 両築別邸」は大丈夫です。
ただし、時間帯が決まっていますので注意しましょう。
また、ガイド本などに割引券がついていることもありますので、訪問前にチェックしておいて損はありませんよ。
全身入浴できない人に朗報!なんと足湯がある
温泉地に来たからと言っても、絶対温泉めぐりをするとは限りませんよね。
のぼせやすい人だったら、ちょっとした温泉スポットに行きたくなることありますよね。
「美湯の宿 両築別邸」には、足湯がありますので、ちょっと足が疲れた時に寄ってみるのも良いですよ。
しかも、見晴らしが良いですから、時間を忘れて足湯してしまうかもしれませんね。
和風の露天風呂と洋風の内湯が楽しめる!
「美湯の宿 両築別邸」の温泉は日によっても違いますが、内湯か露天風呂または、その両方を楽しむことができます。
洋風雰囲気がある内湯と、和風テイストの隠れ家的な露天風呂です。
訪問した日によって変わりますが、内湯と露天風呂両方入浴できる日にあたればラッキーですね。
入浴しやすい観海寺単純温泉の魅力!
「美湯の宿 両築別邸」の泉質は、透明感がたまらない単純温泉です。
しかも、サラッとした感触だけではなく、ポカポカと温まる成分も含まれています。
実はこれはミリバル%と呼ばれるものが影響するのですが…詳しくは豆知識をご覧ください。
ミリバル%とは?
温泉成分分析書を見たことがありますか?
実はあの温泉成分分析書を見ると、温泉成分がどれくらい含まれているのかという成分総量だけではなく、ミリバル%という項目があるのをご存知でしょうか。
こちらは、いろいろとややこしい計算式があるのですが、要するにこの数値が20以上の場合、泉質名がつくくらい濃いですよという意味になります。
ただし単純温泉の場合、元の成分総量が少ないため泉質名は1つだけですが、もし多ければミリバル20%以上の数値の成分の泉質名がつくという事です。
例えば、成分総量1kg中0.9gの単純温泉があり、ナトリウムイオンのミリバルが20%で炭酸水素イオンのミリバルも20%だったとします。
その場合、もし成分総量が1gを越えていれば、ナトリウムー炭酸水素塩泉という泉質名がつきます。
ちょっとややこしいですが、これがわかると単純温泉めぐりが楽しくなります。(笑)
「美湯の宿 両築別邸」の基本情報!
住所 | 〒874-0822 大分県別府市観海寺3 |
営業時間 | 11:00~15:00 |
営業時期 | 通年 |
電話番号 | 0977-26-0022 |
定休日 | メンテナンスによる休業あり(要確認) |
料金 | 大人540円 子供270円 貸切風呂の場合 追加料金1,080円(50分) |
駐車場 | あり アスファルトの駐車場です。 |
公式URL | 美湯の宿 両築別邸 公式ページへ |
泉質 | 単純温泉 |
<美湯の宿 両築別邸 詳細地図>
「美湯の宿 両築別邸」へのアクセス
お車でお越しの場合
大分自動車道別府ICより堀田温泉前を経由して、海側に下る
観海寺に曲がる看板より入り、観海寺温泉エリアに着いたら観海寺橋を渡る
上と下の分岐を下に進めばすぐ見えてくる
バスでお越しの場合
JR別府駅西口よりスギノイパレス行きに乗車
観海寺橋にて下車後、橋を渡り道なりに進む
分岐まで来たら下の道を進む
別府駅西口近くの駐車場よりスギノイパレスの無料送迎バスを利用するという事も可能です。
その際は、必ずスギノイパレスを利用されるようお願いします。
まとめ
いかがでしたか。
別府八湯の1つ観海寺温泉エリアと、「美湯の宿 両築別邸」についてご紹介させていただきました。
観海寺温泉エリアには、他にも謎のモニュメントがある場所や、ホテル跡地に湧く源泉などマニアが喜びそうな場所もいくかあります。
観光客に人気のホテルや旅館が多いエリアだからこそ、あえて温泉がらみのものを探してウォーキングするのも楽しいかもしれませんよ。