炒め物や鍋料理を作りますか? それとも、お湯で戻すカップ麺やフリーズドライ食品が中心でしょうか。
もし、バーナーを湯沸かしにしか使わないのであれば、ガスバーナーはオーバースペックかもしれません。
より軽量なアルコールストーブを使用して、装備を軽量化しましょう。
ここでは、アルコールストーブを愛用する筆者が、EVERNEW(エバニュー)のチタンアルコールストーブを使って、軽量湯沸かしセットを組む方法をご紹介します。
釣りに携帯するバーナー選びの参考になれば幸いです。
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目次
EVERNEW(エバニュー)ってどんなメーカー?
エバニューの前身、金属運動具製造卸「増新商店」は1923年(大正12年)に東京・蔵前にて創業しました。
1933年(昭和8年)には、当時はまだ珍しかった横文字のブランド「EVERNEW」が誕生します。
EVERNEWには「もっともっと新しく」という、創業者の製品開発にかける思いが込められているのです。
同社の手がけるチタン製クッカーは日本一の軽さを誇ります。
金属加工の街、新潟県燕市の工場で熟練の職人により生産されるクッカーは、栄えある「メイド・イン・ツバメ」に認定されました。
エバニューは”スポーツを通して健康的な社会創りに貢献すること”を理念とし、これからも挑戦を続けることを約束しています。
参考:株式会社エバニュー
今回ご紹介するEVERNEW(エバニュー)のチタンアルコールストーブがこちら!
商品名 | チタンアルコールストーブ EBY254 |
サイズ | 外径7.1(内径3.9)×高さ4.2cm |
素材 | チタニウム |
重量 | 34g |
燃料容量 | 70ml |
価格 | メーカー公式:4,180円(税込) |
特徴 | 超軽量なチタン製アルコールストーブ |
▼わずか30gほどの超軽量&持ち運びに便利なアルコールストーブ!
EVERNEW(エバニュー)チタンアルコールストーブの特徴と魅力5選!
数あるアルコールストーブの中からエバニュー・チタンアルコールストーブを選んだ理由をご説明します。
とにかく軽い
本体重量が34gととにかく軽量です。
アルコールストーブの定番「トランギアTR-B25」の重量110gに対して、その差は76gもあります。
ガスバーナーの定番「プリムス153ウルトラバーナー」の重量は116gと、差は歴然ですね。
今回紹介する組み合わせでは、ストーブ・風防・クッカー(マグ)・ゴトク・100円ライター・アルミホイル蓋のセットで実測152gでした。
しかも、軽いのは本体だけではありません。
アルコールストーブは燃料も軽量なのです。
例えば、一般的なアウトドア用ガス缶は、250缶で約380g、110缶で約200gの重量があります。
そこで「プリムス153ウルトラバーナー」と110缶で湯沸かしセットを組むとしましょう。
バーナー本体が116g、ガス缶の200gと合わせて合計316gと、そこそこ重量は抑えられます。
ただし、ガスバーナーの最大の欠点を忘れてはなりません。
ガス缶は残量がわかりにくいです。
そのため、予備のガス缶を携帯しがちで、その分の重量がかさみます。
その点、アルコール燃料は100mlあたりの重量が約80gと軽量で、当然ですが、空のガス缶や中途半端に残ったガス缶は発生しません。
100mlの燃料があれば約1.2Lのお湯を沸かせますが、日帰り釣行で1L以上のお湯を沸かすことはまれでしょう。
燃料を突き詰めれば、さらに軽量化を図れるのです。
このように、アルコールストーブは本体の軽さに加えて、燃料の軽さも大きなメリットの1つなのです。
安心して使える安定感がある
アルコールストーブは、空き缶から自作すれば重量30gを切ることも可能です。
ガレージメーカーの製品には、重さ10g台のアルコールストーブも存在します。
より軽いアルコールストーブを選ぶのであれば、エバニュー以外の選択肢もあるのでが、エバニューのチタンアルコールストーブには絶対的な安定感を感じています。
トランギアTR-B25に近い完成された形状は、安定した火力と燃焼時間を約束します。
本体は平たく広い形状で、転倒させる心配もありません。
本体裏面に施されたEVERNEW Titanium(エバニュー チタニウム)の刻印は、美しく正確に加工され、工作精度の高さを伺わせます。
チタンアルコールストーブは、軽量さと安定感をバランスよく有したストーブと言えるでしょう。
構造がシンプルで故障の心配がない
アルコールストーブは、空き缶から自作できるほど構造が簡単です。
そのため、そもそも故障する要素がほとんどなく、メンテナンスの必要もありません。
燃料さえあれば確実に着火できることは、アルコールストーブの大きなメリットです。
また、アルコールストーブを予備としてバックパックに忍ばせても軽量コンパクトのため、荷物になることがありません。
燃料が薬局で手に入る
アウトドア用ガスバーナーのガス缶は、アウトドアショップや大型のホームセンターで購入するか、WEB通販で取り寄せる必要があります。
これが飛行機で遠征する場合、なかなか悩ましい問題でした。
飛行機にガス缶は持ち込めないため、現地で入手する必要があるのです。
遠征先にアウトドアショップがなければどうしましょう?
薬局で燃料が手に入るアルコールストーブは、燃料の入手に困ることはありません。
▼薬局でも簡単に入手できる燃料だから遠征先でも安心!
燃料計画が立てやすい
アルコールストーブの用途は湯沸かしであり、その1点に集中すれば、燃料計算が容易にできます。
そうすれば余分な燃料を持つ必要がなく、最小限の装備で釣りに挑めるでしょう。
次項では燃料計算について詳しく説明しています。
EVERNEW(エバニュー)チタンアルコールストーブの上手な使い方
アルコールストーブの使いこなしには、燃料計算や熱を逃がさない工夫が欠かせません。
その方法を詳しくご説明しましょう。
湯沸かしに徹して使うこと
アルコールストーブは火力が弱く、火力調整もできません。
そもそも調理には向かないバーナーだと心得ましょう。
アルコールストーブにできることは、調理ではなく湯沸かしです。
先に述べたように、湯沸かしに徹すれば燃料計算が容易で、必要な燃料のみを携帯でき、荷物の軽量化につながるのです。
燃料計算を覚えよう
燃料計算の基本は、一度の食事や休憩でどのくらいのお湯が必要で、何mlの燃料が必要かを覚えることです。
おおむね、400mlのお湯を沸かせれば、カップラーメンの調理やフリーズドライ食品の調理を十分にまかなえます。
そして、400mlを沸かすのに必要なアルコール燃料は30mlと覚えておきましょう。
チタンアルコールストーブには、30mlと60mlのメモリが刻印されており、燃料を正確に計量できます。
また、火消し蓋がなく、入れた燃料は使い切りのため、必要な燃料だけを投入してください。
400mlを沸かすのに30mlの燃料、これを基本に、その場に応じた燃料計算を覚えていきましょう!
蓋と風防は必需品
アルコールストーブの火力が弱いのは前述の通り。
わずかな熱を逃がさないよう、蓋と風防は必需品です。
蓋は専用のものでなくても、アルミホイルで十分です。
とにかく熱を逃がさない工夫を心がけましょう!
チタンアルコールストーブと合わせて買いたいアイテム
エバニューのチタンアルコールストーブは、重量わずか34gと超軽量設計ながら、一人分の湯沸かしを効率良く行い湯沸かしに特化したアウトドアグッズです。
しかし、火力調整ができないことや風の影響を受けやすいことから、そのまま使用するのではなくおすすめのアウトドアグッズと併用して利用されることをおすすめします!
EVERNEW(エバニュー)チタンゴトク TriveTi
商品名 | チタンゴトク TriveTi |
サイズ | 長さ81×高さ40mm 厚さ1mm |
素材 | チタニウム |
重量 | 13g |
価格 | メーカー公式:1,320円(税込) |
特徴 | 固形燃料用の万能五徳 |
エバニューのチタンアルコールストーブを購入される際は、合わせてこちらの「チタンゴトク」も購入しましょう。
縦40mm・長さ81mmとコンパクトで、わずか13gほどしかない軽量設計。
釣りやソロキャンプ、ツーリングなどでカップラーメンやコーヒーなど湯沸かしを基本としたアウトドアシーンでは大変便利!
エバニュー製品であるため、今回ご紹介しているエバニューチタンアルコールストーブにマッチするだけでなく、「トランギアTR-B25」にもぴったりフィット!
前モデルと比較をしても、炎とクッカー等の距離が適度に開いているため、素晴らしい。
こちらの五徳は、軽量化重視のソロキャンプでは必需品です!
▼アルコールストーブには必需品!
EVERNEW(エバニュー)Ti フーボー
商品名 | Ti フーボー |
サイズ(収納時) | 40.5x5.0cm |
サイズ(組立時) | H86mm 径12.4cm・径10.8cm(0.1mm厚) |
重量 | 17g |
材質 | チタニウム |
価格 | メーカー公式:4,950円(税込) |
特徴 | 安定した火力を保持してくれる |
こちらの商品は、「フーボー」という名前の由来の通り、風を防ぐことを目的にしたアウトドアグッズ。
しかし、実際には風を防ぐだけでなく輻射熱により湯沸かしがスピーディーになります。
切り込みを互い違いに噛み合わせていくだけで、組み込みも簡単なので、ソロキャンプには最適!
▼組み立ても簡単ですよ!
snow peak(スノーピーク)チタンシングルマグ
商品名 | チタンシングルマグ 450 |
サイズ | φ86.2×91.5mm |
重量 | 70g |
材質 | チタニウム |
価格 | メーカー公式:2,280円(税別) |
特徴 | 折りたたみハンドルでスタッキングにも便利 |
「スノーピーク チタンシングルマグ 450」は、チタニウムを使用したマグカップで熱伝導率が低いため、口元に近づけた際にあつくなりづらい。
今回ご紹介したように、チタンアルコールストーブとスタッキングできて持ち運びに便利!
▼スノーピーク「チタンシングルマグ450」のレビュー記事はこちら!
EVERNEW(エバニュー)チタンアルコールストーブを購入するなら気をつけたいポイント!
アルコールストーブは長らくサブ用バーナーと位置付けられていました。
主に火力が乏しいことが原因ですが、チタンアルコールストーブを購入する前に、改めて注意次項を確認しておきましょう。
火力が弱く耐風性
すでに何度か述べていますが、アルコールストーブは火力が弱く、それに起因して耐風性もありません。
クッカーには蓋をして風防を用いるなど、熱を逃がさない工夫が必要です。
本記事でご紹介いたしました以下の「エバニュー・Ti フーボー」と併用しますと風対策には有効です。
調理には向かない
さらに、アルコールストーブは火力調整ができません。
火力が必要な炒め物や、弱火でグツグツと煮込む鍋料理には適さないのです。
湯沸かし専用と割り切って使いましょう。
明るい場所では炎が見えない
最後の注意点として、アルコールストーブの炎は明るい場所では非常に見えにくいです。
炎が見えないことにより、思わぬ事故を起こしかねません。
火の扱いには十分に注意しましょう。
まとめ
アルコールストーブは、本体・燃料ともに軽量で、取り入れれば荷物の軽量化に大きく貢献します。
その反面、火力が弱くできることが限られます。
しかし「湯沸かしにしかバーナーを使わない」釣り人にとっては、有力な選択肢の1つとなるでしょう。
エバニュー・チタンアルコールストーブの安定感と精度の高さは、手にしてみればすぐに感じられます。
この記事を参考に、アルコールストーブの世界をのぞいてみてください。
また、煮物料理や火力調整が必要な場合には、合わせてシングルガスバーナーおすすめ記事もご覧ください。
▼今回ご紹介したチタンアルコールストーブ!
▼アルコールストーブとスタッキングできる
▼シングルガスバーナーのおすすめ7選!
突然ですが釣りにガスバーナーを持参して、何に使い、何を食べられますか?